和歌山

滝の上、明るい年を祈念　熊野那智大社　神職が大しめ縄張り替え　那智勝浦　／和歌山

　那智勝浦町の世界遺産・熊野那智大社のご神体「那智の滝」で27日、高さ133メートルの滝の上に架かる大しめ縄（長さ約26メートル）が張り替えられた。恒例の迎春準備。　白装束に烏帽子（えぼし）姿の神職が命綱をつけ、水が流れ落ちる滝の落ち口まで進み、慎重に作業した。張り替えを終えた神職の小賀真樹さん（5

全国高校ラグビー

近大和歌山　初の勝利　坂出第一振り切る　／和歌山

　東大阪市花園ラグビー場で開催中の第104回全国高校ラグビー大会（毎日新聞社など主催）1回戦で28日、県代表の近大和歌山は、坂出第一（香川）を29―7（前半24―0、後半5―7）で降し、出場6回目にして初めての勝利を手にした。県勢としては95回大会（2015～16年）以来、9大会ぶりの勝利となる。2

全戸に「安否確認タオル」　大規模災害時用に配布へ　自主防災協　由良　／和歌山

　由良町自主防災会協議会（内芝善明会長）は、大規模災害時に住人の無事を伝える「安否確認タオル」を町内全戸（約2400戸）に配布する。玄関先に掲示することで安否確認が必要かどうかの目印となり、活用を呼び掛ける。　同協議会は町内17の自主防災会で構成。安否確認タオル（長さ約86センチ、幅約34センチ）は

全国高校ラグビー

近大和歌山　初の勝利　坂出第一振り切る　監督の話　／和歌山

　◇歴史動かした　近大和歌山・田中大仁監督　今まで（歴史が）止まっていたものを前に動かしてもらった。感無量だ。これまで全国大会には行かせてもらっていたが、勝つことができなかったので、良い報告ができる。体の大きなチームではないので、基本的なプレーをしっかりやってボールを大きく動かしていく「展開ラグビー

父は元近鉄WTB　近大和歌山・伊藤が初勝利に貢献　高校ラグビー

　◇全国高校ラグビー大会1回戦（28日・東大阪市花園ラグビー場）　◯近大和歌山29―7坂出第一（香川）●　父のかつての本拠地で躍動した。近大和歌山はウイング（WTB）伊藤吏雄（りお）の嗅覚が6回目出場のチームに大会初勝利をもたらした。　期待の1年生トライゲッターは「花園1勝を目標にずっとやってきた。

近大和歌山が2回戦に進出　坂出第一を降す　全国高校ラグビー

　第104回全国高校ラグビー大会（毎日新聞社、日本ラグビー協会、全国高校体育連盟、大阪府、大阪府教委主催）は28日、東大阪市花園ラグビー場で1回戦があり、近大和歌山が坂出第一（香川）を29―7で降し、2回戦に進んだ。　近大和歌山は30日の2回戦で倉敷（岡山）と対戦する。

短信

食の安全を考える市民講座　／和歌山

　2025年1月17日午前10時、和歌山市太田3のわかやま市民生協2階ホール。公益社団法人「日本食品衛生協会」学術顧問の畝山智香子さんが食の安全の基本を踏まえて健康食品について解説する。参加無料。会場参加は定員50人で、オンライン参加は人数制限なしだが、どちらも事前にQRコードなどから申し込みが必要

行政ファイル

盗撮の医大病院医師を停職3カ月　／和歌山

　県立医大は27日、職場のトイレで女性看護師を盗撮したとして、付属病院の30代の男性医師を停職3カ月の懲戒処分とした。大学によると、医師は11月、女性がトイレを使用中に扉の上からスマートフォンで動画を撮影したという。女性の被害届を受け、和歌山西署が捜査している。医師は大学の調査に盗撮を認め、退職する

輝集人

悠々美術館代表　木原達夫さん　収集絵画、自宅で展示　／和歌山

　紀の川市の自宅で、県の名所などを画題にした絵画を展示する「悠々美術館」を開く。「美術は心を前向きにする特効薬」と表現し、20年以上にわたって絵画を収集。文化への関心を高めてもらおうと、学校や公共施設への寄贈にも積極的に取り組んでいる。　玄関を開けた途端、国内外の油彩画を中心に約100点の絵画が所狭

行政ファイル

冨安民浩県議が議員辞職　／和歌山

　県道工事の入札情報漏えいを巡り、地方公務員法違反容疑で県警に逮捕され、和歌山簡裁から罰金40万円の略式命令を受けた冨安民浩県議（76）が27日、議員辞職した。26日に鈴木太雄議長に辞職願を提出し、27日付で許可された。県選管によると、公選法の規定で補選は行われない。

市の生活情報、外国人に説明　支援セミナー　橋本　／和歌山

　橋本市に住む外国人に生活に必要な情報を伝えようと、市は「外国人向け生活支援セミナー」を高野口地区公民館（同市高野口町名倉）で開いた。　市によると、住民登録をしている外国人は604人（10月末現在）。ベトナム国籍が208人と最多で、ミャンマーの91人が続く。　11月30日に初開催されたセミナーは、ベ

次代の箕島つくる　官民連携組織が設立総会　将来ビジョン策定へ　有田　／和歌山

　有田市箕島地区の持続的なまちづくりを推進するための官民連携組織「みのしままちなかエリアプラットフォーム」の設立総会が20日、同市箕島の市民会館であった。多様な主体が関わって「まちの理想像」となる将来ビジョンを策定し、実現を目指す。【姜弘修】　同組織は地元企業や観光団体、交通事業者などで構成。市や県

読書の素晴らしさ、再認識　フォーラムと「交換会」　来月19日、県立図書館　和歌山　／和歌山

　読書の素晴らしさを再認識してもらおうと、県教委は2025年1月19日、和歌山市西高松1の県立図書館で「読書推進フォーラム」を開く。「読書を楽しむ習慣づくり事業」の一環。記念講演の他、中身が見えない状態で本を贈呈し合う「シークレット交換会」を初めて実施する。県教委が参加者を募集している。　フォーラム

たま神社、新年準備ニャン　貴志川線・猫駅長らすす払い　紀の川　／和歌山

　紀の川市の和歌山電鉄貴志川線貴志駅で26日、猫の「たま駅長」が死後に祭られている「たま神社」ですす払いなどの新年を迎える準備があった。同駅の現猫駅長で神社宮司でもある「ニタマ」や伊太祈曽駅（和歌山市）の猫駅長「よんたま」も登場し、今年の感謝を伝え、来年の安全運行を誓った。　電鉄の小嶋光信社長（79

来夏参院選　参政・林元氏、出馬へ　「1次産業守る」　／和歌山

　来夏の参院選和歌山選挙区（改選数1）で、新人で参政党県連会長の林元政子氏（50）が26日、同党公認で立候補すると表明した。同選挙区への出馬表明は林元氏が初めて。　林元氏は有田市出身。10月の衆院選で奈良1区から出馬し落選した。和歌山市内で訪問看護会社を経営し、看護師としても働く。　県庁で記者会見し

紀伊山地の信仰、未来語る　世界遺産登録20周年シンポ　熊野信仰、真言宗、修験道　三つの視点で　／和歌山

　世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の登録20周年を記念したシンポジウムが、九度山町の町ふるさとセンターで開かれた。九度山・真田ミュージアムの北川央・名誉館長がコーディネーターを務め、「その歴史・信仰・魅力、そして未来を語る」のテーマでパネリスト3人と意見を交わした。【藤原弘】　パネリストは、熊野本

患者数急増でインフル警報　県、予防呼び掛け　／和歌山

　県は26日、県内の定点医療機関（49カ所）で、22日までの1週間に確認されたインフルエンザの患者数が1470人だったと発表した。前週の518人から3倍近くに増加しており、感染が急拡大している。1カ所あたりの平均は30・63人で、警報の基準値（30人）を超え、県は2季連続で警報を出した。　保健所管内

和歌山「たま神社」新年準備　現猫駅長が来年の安全運行誓う

　和歌山県紀の川市の和歌山電鉄貴志川線貴志駅で26日、猫の「たま駅長」が死後に祭られている「たま神社」ですす払いなどの新年を迎える準備があった。同駅の現猫駅長で神社宮司でもある「ニタマ」や伊太祈曽駅（和歌山市）の猫駅長「よんたま」も登場し、今年の感謝を伝え、来年の安全運行を誓った。　電鉄の小嶋光信社

有吉佐和子が愛した輪島塗　単行本未収録の取材ルポが豆本に

　「紀ノ川」や「華岡青洲の妻」などで知られる作家、有吉佐和子（1931～84年）が「輪島塗」を愛していた――。日本の伝統文化をたどるルポルタージュ執筆のため、58年に石川県輪島市を訪ねたことがきっかけとされる。元日の発生から1年を迎える能登半島地震で、甚大な被害を受けた輪島塗。「もし彼女が存命だった

滝と三重塔、神秘的に　大みそかへ向け試験点灯　那智勝浦　／和歌山

　那智勝浦町の世界遺産・熊野那智大社のご神体「那智の滝」と青岸渡寺の「三重塔」で19日、大みそか恒例のライトアップに備え、試験点灯が行われた。　日没後、那智の滝前に6基、三重塔前に3基設置されている水銀灯がともされると、滝が青白く神秘的な姿で浮かび上がった。三重塔は今年、世界遺産登録20年を記念した