囲碁
-
囲碁
第80期本因坊戦予選 藤沢里菜女流本因坊-林漢傑八段 第25局の3
2025/1/10 02:00 453文字◇中庸戦の第1回優勝者 林(40)は2018年に新設された「第1回SGW杯中庸戦」で優勝した。この棋戦は31歳以上60歳以下かつ、7大棋戦、竜星戦、阿含・桐山杯、本棋戦の優勝経験がないことが出場資格というユニークな棋戦。優勝すると卒業するシステムとなっている。鶴山八段(43)も第5回の優勝者。毎回
-
囲碁
第80期本因坊戦予選 藤沢里菜女流本因坊-林漢傑八段 第25局の2
2025/1/9 02:00 498文字◇昨年は女流3冠獲得 昨年、藤沢は53勝27敗で最多勝ち星賞を獲得した。 同年4月の女流名人戦三番勝負で上野愛咲美女流名人を2連勝のストレートで破りタイトル奪取し、同7月の扇興杯女流囲碁最強戦決勝で上野に勝って優勝。同11月の女流本因坊戦五番勝負は、挑戦者の牛栄子四段を3勝2敗のフルセットで降して
-
囲碁
第80期本因坊戦予選 藤沢里菜女流本因坊-林漢傑八段 第25局の1
2025/1/8 02:06 564文字◇ユーチューブで結婚発表 筆者は2024年12月1日、ユーチューブの囲碁番組「日本棋院囲碁チャンネル」で広島アルミ杯・若鯉戦をリアルタイムで見ていた。藤沢里菜女流本因坊は準決勝に進んだが、横塚力七段に負けて3位に終わる。その横塚七段が決勝で広瀬優一若鯉を破り、初優勝を果たした。表彰式で横塚七段は「
-
2025年の囲碁・本因坊戦 対局場に秋田・能代の旧料亭金勇内定
2025/1/7 07:15 352文字今年開催される第80期本因坊決定戦五番勝負(毎日新聞社、日本棋院、関西棋院主催)の対局会場に、秋田県能代市の国登録有形文化財「旧料亭金勇(かねゆう)」が内定した。斉藤滋宣(しげのぶ)市長が6日、年頭記者会見で明らかにした。 市によると、期日などの詳細は未定。本因坊戦で2連覇している一力遼本因坊(2
-
本因坊戦会場、「金勇」内定 6度目開催へ 能代 /秋田
2025/1/7 05:01 352文字今年開催される第80期本因坊決定戦五番勝負(毎日新聞社、日本棋院、関西棋院主催)の対局会場に、秋田県能代市の国登録有形文化財「旧料亭金勇(かねゆう)」が内定した。斉藤滋宣(しげのぶ)市長が6日、年頭記者会見で明らかにした。 市によると、期日などの詳細は未定。本因坊戦で2連覇している一力遼本因坊(2
-
-
囲碁
第80期本因坊戦予選 中根直行九段-卞聞愷四段 第24局の6
2025/1/7 02:02 627文字◇いじられ愛されキャラ 中根は何度も背筋が凍る思いをしたが、何とか逃げ切り最終予選進出を決めた。 この碁は端的に言えば、白30からの構想が敗因となった。そこで参考図が検討された。この変化をどう判断するか。 卞「白は厚いけど、黒に地で先行されて悪いと思った」 今の風潮は厚みよりも実利を重んじるので、
-
囲碁
第80期本因坊戦予選 中根直行九段-卞聞愷四段 第24局の5
2025/1/6 02:06 614文字◇ベテランはもたつくのだ 中根は白32まで気持ちよく絞り白に愚形を強いたのち、返す刀で黒33から43まで的確に白の弱点を突いて、巨大な黒地を完成させた。これで地合いはぶっ飛んでいる。時刻はまだ午後2時過ぎ。早い終局が予想されたが、好事魔多し。黒61が不用意な一手で、白62から64、66と隅に手を付
-
囲碁
一力本因坊らが囲碁界発展祈る 打ち初め式
2025/1/6 02:01 408文字「1(い)・5(ご)」の語呂合わせで「囲碁の日」の5日、東京都千代田区の日本棋院で打ち初め式が開かれた。2024年に国際棋戦を制し、日本勢として19年ぶりに世界一になった一力遼本因坊(27)=棋聖、名人、天元=や国際棋戦で2度目の優勝を果たした上野愛咲美(あさみ)女流立葵杯(23)のほか、藤沢里菜
-
「日本の復権へのろし」 囲碁の日、”世界一”一力本因坊ら打ち初め
2025/1/5 16:43 601文字「1(い)・5(ご)」の語呂合わせで「囲碁の日」の5日、東京都千代田区の日本棋院で打ち初め式が開かれた。2024年に国際棋戦を制し、日本勢として19年ぶりに世界一になった一力遼本因坊(27)=棋聖、名人、天元=や国際棋戦で2度目の優勝を果たした上野愛咲美(あさみ)女流立葵杯(23)のほか、藤沢里菜
-
囲碁・将棋スペシャル
囲碁 上野、呉清源杯初優勝 世界一にふさわしい総合力
2025/1/5 02:03 1490文字<第7回呉清源杯世界女子囲碁オープン戦 上野愛咲美女流立葵杯VS唐嘉雯六段> 女性の囲碁世界一を決める「第7回呉清源杯世界女子囲碁オープン戦」(中国囲棋協会、福州市人民政府主催)の決勝三番勝負が2024年11~12月に打たれ、上野愛咲美(あさみ)女流立葵杯(23)が初優勝を果たした。上野の世界戦優
-
-
囲碁
第80期本因坊戦予選 中根直行九段-卞聞愷四段 第24局の4
2025/1/5 02:01 755文字◇超個性派、中根 卞は白86のツケ、そして白94の攻めと打開を図る。しかし中根は白100まで引き付けておいて、黒101と賢明に生きてしまう。さかのぼって白42(◎)で101に打っておけば黒の眼形を狙う楽しみもあった。 白104から108、そして112と無理やり接近戦を挑む卞。白126と攻撃態勢を取
-
囲碁
第80期本因坊戦予選 中根直行九段-卞聞愷四段 第24局の3
2025/1/4 02:02 590文字◇天国から地獄へ 卞が強硬策に出たことによって、局面は早くも勝負どころを迎えている。 中根は12分熟考して黒47を放った。ここで卞は13分間固まってしまった。天国から地獄へ……。自らの読み違いを認めざるを得ない悲しい時間だったであろう。予定では当然白イだ。すると参考図の大決戦となる。手順は長いが一
-
囲碁
第80期本因坊戦予選 中根直行九段-卞聞愷四段 第24局の2
2025/1/3 02:01 460文字卞は白22、24と仕掛けた。対して黒がイ、白35、ロと最強に頑張ると、白26の切りが強烈でバラバラにされ耐えきれない。そこで黒25、27と隅に変化した。 黒25では、白26の切りを防ぐべく、黒28とする手も有力だった。白ハと素直に受けると、白26の切りが黒30でシチョウに取られてしまうので、白はニ
-
囲碁
第80期本因坊戦予選 中根直行九段-卞聞愷四段 第24局の1
2025/1/1 02:08 706文字◇目新しい布石 読者の皆様、明けましておめでとうございます。今年も囲碁欄をよろしくお願いいたします。 年初めは中根直行九段(52)=愛知県西尾市出身=と卞聞愷(ビャンウォンケイ)四段(32)=中国・上海市出身=の日本棋院中部総本部所属棋士同士の一局をお届けする。 2024年度はここまで21勝9敗と
-
囲碁
第80期本因坊戦予選 内田修平八段-広瀬優一七段 第23局の7
2024/12/31 02:01 702文字◇よいお年を 本局のストーリーを作ったのは右下、大斜定石からの新趣向だ。白18が常識を外した手で黒19、21の反発を誘い白26まで、種石を取らせる不思議な形が出現した。大垣九段は「実戦では初めて見ました」と言う。 内田も研究していたようだが、広瀬の方がさらに深く行き届いていた。白26のあと黒は46
-
-
囲碁
第80期本因坊戦予選 内田修平八段-広瀬優一七段 第23局の6
2024/12/30 02:01 457文字◇闘志なくした内田 もうすぐ午後3時、黒29を考慮中に内田は秒読みに入った。広瀬はまだ1時間ほど余していた。黒37が記者室のモニターに映し出されると「首を差し出したか」の声が聞かれた。白42に内田が投了を告げた。 大垣九段は「内田さんは闘志を失っていたみたいです。もう一太刀ふるうなら、黒27で参考
-
囲碁
第80期本因坊戦予選 内田修平八段-広瀬優一七段 第23局の5
2024/12/29 02:02 453文字◇安心させた 広瀬は本局の4日後、名人戦最終予選決勝で依田紀基九段を降して念願のリーグ入りを果たした。棋聖戦でもAリーグで残留、Sリーグの扉を開けるところまで来ている。 白90、92と黒模様を消し96と好形に構えて、白の優勢は疑いようもなくなった。あとは内田がいかにチャンスを作れるかだ。 18分の
-
囲碁
第80期本因坊戦予選 内田修平八段-広瀬優一七段 第23局の4
2024/12/28 02:11 397文字◇広瀬が局面掌握 右上黒模様に突入した白は相手の追及不足により、治まり形を得た。ただ黒69に白70からの生き方はイマイチに見える。白70では参考図(1)、白1から7までの方が稼ぎがいがあった。大垣九段は「広瀬さんは白78に回りたかったのでしょう」と推測した。 黒79から81に「損したんじゃない?」
-
囲碁、2024年の勝ち星ランキング発表 1位は藤沢里菜女流本因坊
2024/12/27 22:01 340文字日本棋院は27日、2024年の勝ち星ランキングを発表した。1位は藤沢里菜女流本因坊=女流名人、扇興杯=の53勝27敗で、初の最多勝となった。2位は国際棋戦「呉清源杯世界女子囲碁オープン戦」を制して世界一となった上野愛咲美(あさみ)女流立葵杯の52勝22敗、3位は竜星を獲得した福岡航太朗七段の42勝
-
囲碁
第80期本因坊戦予選 内田修平八段-広瀬優一七段 第23局の3
2024/12/27 02:00 422文字◇勝負どころで大緩着 大垣九段は「対局中は気持ちよく打っていて、後からAI(人工知能)で調べたら形勢が悪かったということがままあります」と嘆く。白42から黒47までは右上黒模様を固める行為だが、広瀬の研究の範ちゅうだった。黒51と本手で備えたのは内田が形勢に手応えを感じたことがうかがえる。「黒51
-