【インド洋での深海熱水発見】 今では生命誕生の最有力候補地と考えられている深海底熱水噴出孔ですが、発見されたのは意外と最近の1977年で、インド洋ではじめて発見されたのは2000年のことでした。東京大学海洋研究所(当時)の観測船「白鳳丸」が1993年に得た観測結果をもとに実施されたJAMSTECの深海調査研究船「かいれい」及び無人探査機「かいこう」の調査航海によって、インド洋海域で初となる熱水域「Kaireiフィールド」が中央インド洋海嶺において発見されました(2000年12月14日既報) (Hashimoto et al. 2001)。しかし残念ながら、この航海ではスケーリーフットの存在をみつけることはかないませんでした。 【スケーリーフットという奇妙な形態の生物の発見】 インド洋最初の熱水域「Kaireiフィールド」が見つかって7ヶ月後(2001年)、米国の観測船「Knorr」と無人探
(CNN) 海の底に沈んだ豪華客船「タイタニック」を発見した1985年の捜索は、沈没した原子力潜水艦を調査する目的で米軍が実施した極秘作戦の一環だった――。タイタニック発見者のロバート・バラード氏が13日、CNNの取材に応じ、作戦が遂行された経緯を明らかにした。 タイタニックの捜索は当時、純粋な科学探査と思われていた。しかしバラード氏は、「世界にこのことを知られないよう、隠蔽(いんぺい)話をしなければならなかった」と告白した。 タイタニック発見にまつわる機密指定は既に解除され、ワシントンにあるナショナル・ジオグラフィック博物館で年末まで関連資料の展示が行われている。 バラード氏は米海軍の司令官で、ウッズホール海洋学研究所の研究者だった。海軍は、同氏にタイタニック捜索のための資金提供を申し出た。ただし、1960年代に沈没した米原子力潜水艦「スレッシャー」と「スコーピオン」の2隻をまず捜索する
ニュージーランドのオークランド諸島沖で、ダイバーに近寄ってくるミナミセミクジラ。(PHOTOGRAPH BY BRIAN J. SKERRY, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE) 陸生哺乳類の中にも体が大きなものは存在するが、地球上で真に巨大な生物を見つけるなら、海に行くことだ。 その理由を解き明かした論文が、3月26日付けの学術誌「米国科学アカデミー紀要(PNAS)」に掲載された。海にすむ哺乳類は「体温を効率よく維持することと、食べ物を十分に確保することの間で、妥協点を見つける必要があります」。論文の主執筆者で、スタンフォード大学の生態学者、ウィリアム・ギアティ氏はそう語る。(参考記事:「定説を覆す、異例だらけの新種クジラの生態」) これまでの説では、海洋哺乳類の体が大きいのは、水の浮力によって重力の束縛から逃れられるためとされてきた。それもまだ関係あるのかもしれ
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。 出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方) 出典検索?: "灯浮標" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL (2012年7月) アメリカ合衆国カリフォルニア州サンタバーバラに面した太平洋上に浮かぶ、櫓(やぐら)構造で赤白配色の安全水域灯浮標(安全水域ライトブイ) 画面に写っていないが、最高所には安全水域を意味する球形の赤い頭標が掲げられているはずである[1]。カリフォルニアアシカとカモメが休憩場所として利用しているのが見える。2008年撮影。 上に同じくカリフォルニア州のサンディエゴ湾内に浮かぶ、櫓構造で赤い右舷灯浮標(右舷ライトブイ)/右舷を示すために掲げられているはずの赤い三角錐形の
ブイや灯標のような海上に設置される航路標識の意昧・様式などは、「浮標式」として定められ世界的に統一されています。 我が国においても、海上保安庁によって全国的に統一された浮標式が定められ、船舶の安全な航行が守られています。 長い間、国々で異なる浮標式が使用されており、航海者に混乱を与えていました。そのため、浮標式を国際的に統一するた めの努カが重ねられてきましたが、なかなか成功しませんでした。 1980年、国際航路標識協会(IALA)が東京で開催しました浮標特別会議で、「IALA海上浮標式」が採択され、 以後多数の国々がこの統ー浮標式を採用しています。我が国もこれに合わせ、新しい浮標式が制定されました。 1.日本の浮標式ほ、昼間は塗色、トップ・マークにより、夜間は灯質(灯色・光り方)により標識の意昧が容易に判別が つくようになっています. (1)昼間は、標体の塗色及びトップ・マークが目印です
“深海を垂直に繋ぐ”という発想 地球表面の約70%は海であり、その約80%は深海です。 深海は、地球生命圏を正しく循環させる大きなポテンシャルを持っています。 しかし、私たちはそのポテンシャルをまだ活かしきっていません。 大気・海面・深海・海底を、垂直に統合することにより、 深海の無限の可能性を活かせると考えました。 地球最後のフロンティアである深海との新しい繋がりを、今こそ持つべきです。 深海の本格的な利用により、かつての陸上型の効率至上主義開発とは一線を画し、 地球における「人類社会の持続性」の飛躍的向上をめざします。 私たちが深海をめざす5つの理由 深海には、「食糧」「エネルギー」「水」「CO2」「資源」の 私たちが直面する5つの課題を解決するポテンシャルがあります。 食糧 深海域の漁業の質と量の可能性は、限りなく無限です。 エネルギー 深海が持つ未利用エネルギーは、限りなく無限です
深海熱水系は「天然の発電所」 深海熱水噴出孔周辺における自然発生的な発電現象を実証 ~電気生態系発見や生命起源解明に新しい糸口~ 1.概要 国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 平 朝彦、以下「JAMSTEC」という。)海底資源研究開発センターの山本正浩研究員と国立研究開発法人理化学研究所環境資源科学研究センターの中村龍平チームリーダーらの共同グループは、沖縄トラフの深海熱水噴出域において電気化学的な現場測定を行った結果、深海熱水噴出域の海底面で発電現象が自然発生していることを明らかにしました。 深海熱水噴出孔から噴き出す熱水には硫化水素のように電子を放出しやすい(還元的な)物質が多く含まれています。また、この熱水には鉄や銅などの金属イオンも大量に含まれているため、海水中に放出される過程で冷却されて硫化鉱物として沈殿し、周辺に海底熱水鉱床を形成します。研究グループは、海底熱水鉱床の硫化
2014年12月08日01:39 原子力ウェットスーツ カテゴリUSA! USA!アトミックエイジ ほわーっと!? と、うろたえてしまいましたが原子力といっても動力としてではなくダイバーの保温用でした(ロマンが、ロマンが…)。 1960年代に米国原子力委員会(AEC)が計画し、実際に試作もされたそうです。 プルトニウム238を熱源としたヒーターで温めた温水をポンプで全身に循環させるという物でした。 上の写真で手に持っているのがヒーターユニット。 800グラムのプルトニウム238が内蔵されており、400ワット相当の発熱量がありました。 …ほぼ1次冷却水なので大丈夫なんかいな?というのが第一印象ですが、プルトニウム238の崩壊熱はほとんどがα崩壊のみによるものなので放射線遮断も比較的簡易な方法で可能なのだそうで…(だからこそ外惑星探査機の放射性同位体熱電気転換器 (RTG)や1960年代の埋込
2016年 4月 21日 2016年 6月 1日一部修正 (本文修正) 国立研究開発法人海洋研究開発機構 国立大学法人京都大学 1.概要 国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 平 朝彦、以下「JAMSTEC」)海洋生命理工学研究開発センターは、国立大学法人京都大学と共同で、有人潜水調査船「しんかい6500」、無人探査機「ハイパードルフィン」等により深海から採取した堆積物から、D-アミノ酸を好んで食べて増殖する微生物を発見しました。 タンパク質を構成するアミノ酸は、ちょうど鏡に映るように向かい合った左右対称の立体構造を持ったL-アミノ酸とD-アミノ酸の2つに区別されます。これまで生物はL-アミノ酸のみを選択的に利用すると考えられてきましたが、近年の分析技術の進歩によって、ヒトから微生物に至るまで様々な生物がD-アミノ酸を利用していることが明らかになってきました。特に哺乳類で、D-アミノ酸
無人の対潜ドローン水上艦「Sea Hunter」進水。人工知能で数ヶ月の航行可能 2016/04/12 DRONE DARPA(アメリカ国防高等研究計画局)が以前より開発を進めてきた、 無人で航行する対潜ドローン水上艦(ACTUV)「Sea Hunter」 。そのSea Hunterが、11日にとうとう進水式を迎えました。 このSea Hunterの特徴はドローン水上艦の名の通り、 無人で数ヶ月にわたり航行 を続け 潜水艦の探索任務 に当たります。同艦は操縦に人を必要としないために、 運用コストの大幅な低減 が見込まれています。また操縦には 人工知能 が利用されます。現在自動運転車の頭脳にも人工知能の利用がテストされていますが、人工知能は碁の勝負から船や車の運転まで、なんでもできるのですね。 Sea Hunterは勢いを増す中国の脅威に対処するためにも利用されます。もしかすると、将来的
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