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2024年10月24日のブックマーク (2件)

  • ビジネスをどっしり支える オカムラ「いすの博物館」 (1/4)

    会社で毎日、お世話になっているものといえば――PC? いやいや、わが身をどっしりと預けるオフィスチェアがあるじゃないか。特にデスクワークがメインであれば、腰や背中に負担を掛けない形を選んだり、好みの高さに調整したりと、こだわりを持つ方も少なくないだろう。そんなオフィスチェアの歴史が分かる「オカムラいすの博物館」(東京・永田町)が2月12日にオープンしたので、さっそく取材した。 終戦直後の航空機の椅子からオフィスチェアへ “いすの博物館”と聞いてもピンと来ないかもしれないが、赤坂日枝神社のそばにある同社オフィスのうち、3フロア分を割いたという大がかりなもの。 岡村製作所は第二次世界大戦後の昭和20年(1945年)に航空機メーカーの日飛行機の元社員たちが起業し、米軍将校向けのデスクや椅子を作ったのをきっかけに各種オフィス用品を手がけて、現代に至る。そんな同社が手がけてきたオフィスチェアの歴史

    ビジネスをどっしり支える オカムラ「いすの博物館」 (1/4)
  • 50年前と現在、背もたれとひじ置きに見るワーキングチェア今昔

    まず最初は、1950年、日に駐留していた米軍の注文で作ったというスチール製の「2201型」。当時、国内ではスチール製の家具がほとんど普及しておらず、スチール家具といえば米国からの輸入ばかりだったが、1950年の朝鮮戦争をきっかけに米軍による特需で国内調達となったという。岡村製作所では米軍の仕様書に合わせ2201型を製作したのである。 回転機構、座面の高さ調整、背もたれのロッキング機能、固定式のひじ置きなど、現在のワーキングチェアに見られるような機能をすでに備えていた。2201型はその後、米軍だけでなく国内企業にも納入することになったが、「米軍では現場の事務員が利用していたようだが、座面が大きかったり、ひじ置きがあったりしたせいか、国内では幹部用のいすとして使われていたようだ」(いすの博物館の星野朝治館長)という。

    50年前と現在、背もたれとひじ置きに見るワーキングチェア今昔