シリア北部に侵攻したトルコ軍に対抗するため、クルド人勢力は、これまで距離をおいてきたアサド政権と協力することで合意しました。一方、クルド人勢力と協力してきたアメリカのトランプ大統領は、シリア北部から1000人規模の部隊の撤退を始めるよう指示し、シリア北部をめぐる構図が大きく変わってきています。 シリア国営通信もアサド政権の軍が、トルコ軍の侵攻に対抗するため部隊をシリア北部に進めると伝えました。 一方、アメリカのエスパー国防長官は13日、CBSテレビの番組のインタビューで、「昨夜、トランプ大統領がシリア北部から軍の撤退を始めるよう指示した」と述べ、1000人規模のアメリカ軍部隊の撤退計画を明らかにしました。 その理由について、アメリカと協力関係にあるクルド人勢力が、トルコと戦うためにシリアのアサド政権やロシアと取り引きしようとしていることなどを挙げ、エスパー長官は「耐えがたい状況だ」と述べま
シリアとイラクで2014年に急速に勢力を伸ばした過激派組織「イスラム国(IS)」は当時、イラク軍から大量の武器を奪った。それらの中には、米国製の軍装備品も含まれていた。 その後、同組織が公開したプロパガンダ動画により、戦闘員らが米国製の軍用ライフル銃(M4、M16)を使っていることが分かったほか、軍用車ハンビーを自爆攻撃に使っていることが分かり、注目を集めた。イラクのハイダル・アバディ首相は2015年 、前年にISが同国北部の都市モスルを占拠した際、自国軍がハンビーおよそ2300台などを奪われたことを明らかにしていた。 だが、同組織が使用していた武器や弾薬の90%近くは、ワルシャワ条約機構の加盟国が製造したものだったことが分かった。つまり多くは中国、ロシア、または東欧諸国で製造されたものだった。 英国の非政府組織(NGO)、紛争兵器研究所(Conflict Armament Researc
ニューヨークで10月31日にトラックを暴走させ8人を殺害した被告について、ドナルド・トランプ米大統領は死刑にすべきだと繰り返している。審理が始まったばかりの事件について、米大統領が「死刑を」と主張していることで、公平な裁判の実現に懸念が指摘されている。 トランプ氏は1日、サイフロ・サイポフ被告(29)をキューバ・グアンタナモの米軍収容所に送り、死刑にすべきだとツイート。2日朝には、グアンタナモ移送には「手続きにかなり時間がかかる」ため、「とんでもない犯罪を犯した地元にとどめておくのがある意味、ふさわしい」と書き、その上で「素早く動くべきだ。死刑を!」とツイートした(太文字は原文大文字で強調)。
(CNN) 米ニューヨーク市のマンハッタンで31日午後、自転車専用通路に突入して暴走したトラックの中から、激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」のための犯行だと英語で書かれたメモが見つかった。捜査当局の幹部がCNNに語った。 容疑者はウズベキスタン出身の29歳の男。「アラー・アクバル(神は偉大なり)」と叫んでいたとの情報がある。 現場で警官に撃たれ、病院で手術を受けた。手術前に警官らと言葉を交わしたとされるが、何を語ったのかは明らかでない。 事件では8人の死者が出た。アルゼンチン外務省はツイッターを通し、同国籍の5人が死亡したことを明らかにした。学校の同窓生グループで、卒業後30年の記念に集まっていたという。死者にはベルギー人1人も含まれている。 容疑者の男は最近、ニュージャージー州を生活拠点にしていたとみられる。インターネット上の情報によれば、交通違反で出頭に応じなかったなど
ワシントン(CNN) 米連邦捜査局(FBI)は10日、警察の特殊部隊が、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」に物的支援を提供した疑いで、ハワイ州の米軍兵士を逮捕したことを明らかにした。 現地のFBI報道官によると、オアフ島の陸軍基地に配属されていたイカイカ・エリック・カン容疑者(34)が8日、警察の特殊部隊に逮捕された。 FBIは陸軍と連携し、1年以上前から捜査を続けていたという。カン容疑者は単独で行動していたとみられる。 カン容疑者は、同基地に隣接する飛行場で管制官を務めていた。2010年3月から11年2月までイラク、13年7月から14年4月までアフガニスタンへ派遣された経歴を持つ。軍での功績を認められ、複数の勲章を授与されていた。 12年にISISに同調する脅迫的な発言があったとして、機密情報の取り扱い許可を一時的に取り消されたことがある。陸軍が昨年、過激思想に傾倒して
ISISがノートパソコンのバッテリーに見せかけた爆弾を作った(写真はイメージ) Srdjan Zivulovic-REUTERS <イスラエルからアメリカに渡り機密扱いになっていたのは、ノートパソコンのバッテリーを偽装しX線検査を欺く爆弾を使った航空機爆破計画> イスラエルがテロ組織ISIS(自称イスラム国、別名ISIL)に対して行ったハッキング攻撃で、シリアに拠点を置くISISの爆弾製造班が、高性能爆弾を組み込んだノートパソコンを使って航空機の爆破を計画していたことが明らかになった。イスラエルからアメリカに渡り、トランプがロシアに喋ってしまい、一方で一部中東諸国発アメリカ行きの航空機にノートパソコン等の持ち込みが禁止になっているのはこのためだった。 ニューヨーク・タイムズ紙の報道によれば、こうしたきわめて重大な情報の発見は、ISISに対するサイバー活動で成功した数少ない事例だ。この情報は
フィリピン南部マラウィ市街地を車両で移動する兵士ら(2017年6月10日撮影)。(c)AFP/NOEL CELIS 【6月11日 AFP】(写真追加)在フィリピン米国大使館は10日、フィリピン南部の都市マラウィ(Marawi)で、米特殊部隊がフィリピン軍を支援していることを明らかにした。一方、フィリピン軍は9日に起きた新たな戦闘でフィリピン海兵隊員13人が死亡したと発表した。 イスラム教徒が大多数を占めるマラウィを先月23日に襲撃してイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の黒い旗を掲げ、住民を人間の盾にして防空トンネルや対戦車兵器を使用する数百人の戦闘員に対し、フィリピン軍は苦戦を強いられている。 9日には市街地で激しい銃撃戦があり、フィリピン軍のエドガルド・アレバロ(Edgardo Arevalo)報道官によると海兵隊員13人が死亡し、フィリピン軍側の死亡者が大幅に増えた。 AFPのビ
イラク・モスル西部のジャディダ地区で、民間人の死亡が報告されている空爆の後、倒壊した建物のそばに座り込む男性(2017年3月26日撮影)。(c)AFP/AHMAD AL-RUBAYE 【5月26日 AFP】米主導の有志連合が3月にイラク第2の都市モスル(Mosul)でイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」を標的に行った空爆について、米国防総省は少なくとも民間人105人が巻き添えで死亡したとする調査結果をまとめた。当局が25日発表した。ただ、多数が犠牲になったのは空爆によってISの爆発物が爆発したためと説明している。 米軍は3月17日、当時ISの支配下にあったモスルのジャディダ(Jadida)地区にある建物に潜んでいたISの狙撃手2人を殺害するため、精密誘導弾を用いて空爆を行った。 当局によると、空爆によってISが所持していた爆発物が爆発し、建物の崩壊を引き起こした。階下には避難した多数の
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