日韓対立、悪化の一途 安倍晋三首相(左)と韓国の文在寅大統領=2019年6月28日、大阪府【AFP時事】 「文在寅(韓国大統領)のクビを切るしかない」 勇ましい表題のコラムが在京テレビ局のホームページに掲載されたのは、7月17日のことだった。この「(盧武鉉元韓国大統領は)弾劾の途中で自殺した」という、およそ「ウィキペディア」レベルの事実関係の精査すら行ったとは思えない誤りをも含む、過度な思い込みに満ちたコラムが、堂々と大手テレビ局の解説委員の実名によって出されることには、その基礎的な事実関係のチェック体制の不備を含めて驚きを禁じ得ない(実際には盧武鉉氏は大統領退任後に自殺。後にテレビ局が訂正)。 しかし、ここで取り上げたいのは、そんな一部日本メディアの報道姿勢についてではなく、その背後に存在するあまりにも安易な現在の日本における韓国理解の在り方だ。(神戸大学教授 木村幹) ◆地球コラム バ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く