食料自給率は長年低迷しており、以前から自民党の方針では45%を目標にするとされていた。だが、民主党政権が50%維持に固辞し、安倍政権が誕生してようやく「食料・農業・農村基本計画」に盛り込まれることとなった。 食料自給率には、食料の国内生産額による生産額ベースではなく、国産供給熱量で見るカロリーベースが主に用いられている。下の図は、食料自給率の推移を示したものだが、カロリーベースでは39%(平成25年度)となっており、50%という目標からは大きく乖離している。
ドイツ有力紙の元東京特派員が今月、離任に際して書いた「告白」記事が話題になっている。昨年来、「日本の外務官僚たちが、批判的な記事を大っぴらに攻撃しているようだ」と指摘している。米主要紙の東京特派員は、記事中の識者の選定を巡り、日本政府から細かい注文をつけられた。日本の姿を世界に伝える在京特派員と日本政府がぎくしゃくしているのはなぜか。関係者に直接、話を聞いた。 注目されているのは、独紙フランクフルター・アルゲマイネ(FAZ)のカルステン・ゲルミス記者(56)が書いた英文の寄稿「外国人特派員の告白」だ。日本外国特派員協会の機関誌「NUMBER 1 SHIMBUN」4月号に掲載された。これを、思想家の内田樹(たつる)さんがブログに全文邦訳して載せ、ネット上で一気に広がった。 ゲルミス記者は寄稿で、日中韓の対立について書いた自分の記事に対する、日本政府からの「侮辱」的な抗議について記した。 ゲル
統一地方選真っ直中の4月9日、自民党は日教組問題を議論する「教育問題連絡協議会」(会長・塩谷立政調会長代行)を党本部で開いていた。開催は21年7月以来、約6年ぶりのことで、自民党が野党に転落していた間は開かれていなかった。日教組は民主党支持団体の一つ。改めて敵陣に目を光らせることで、保守政党としての矜恃を示すとともに、来夏の参院選に向けて民主党を弱体化させる狙いもちらつく。 文科省と連携プレー「教職員の政治活動の取り締まりが甘すぎて話にならない。まだまだ選挙活動をしている人は多くいる。しっかり管理できる法律を作らなければならない。選挙活動をして懲罰を受けた人たちが、山梨では校長や教頭になったりしている」 山梨を地盤とする宮川典子衆院議員(比例南関東)は協議会でそう発言した。別の議員は「日教組に入らない人は校長や教頭などの管理職になりづらい実態がある」と語った。文部科学省が用意した「最近の教
海外でも評価が高い、日本のアニメーションの若手の制作者は、1日の労働時間が長時間にわたる一方で、平均年収は110万円余りと厳しい労働環境に置かれていることが、文化庁の委託で行われた大規模な実態調査で分かりました。 それによりますと、制作者の1日の労働時間は平均で11時間と、拘束時間が長いことが分かりました。その一方で、20代の若手が多い動画を担当する制作者は、平均年収が110万円余りとほかの産業に比べて極めて低い水準にとどまっています。 これは、人件費が安いアジア各国との競争が激しいことや、動画の制作者の多くが1枚数百円という契約で仕事を請け負っていることが要因とみられています。 調査を行った「日本アニメーター・演出協会」副代表のヤマサキオサムさんは「特に若手の労働環境が厳しいことが分かった。後に続くアニメーターが育たないと産業自体が立ちゆかなくなるおそれがある」と話しています。 団体は2
サラリーマン生活20年目になる僕だが、先日、新入社員向けのセミナーを受けてきた。教育訓練の必要性を感じた上層部が申し込みをした当該セミナーだが、悲しいかな、今年度、我が社に新卒はいなかったからだ。カネの無駄使いがボスに露見するのを怖れた上層部から「事業拡大のためにセミナー商法を盗め」と無茶な命令が下され、僕が受けることになったのである。一応、今年から僕の下で働いて頂いている部下に勧めてみたが「課長…年休も付与されていない私に所定労働時間外研修を受けさせるのですか…」とにべもなく断られた。 当日、会場の席に置かれていたテキストに記された「企業KAIZENコンサルタント」「1秒で相手の印象に残る超画期的名刺交換法ロールプレイ」の文字で増すばかりの不安。 開始時刻。勢いよく会場に入ってきた講師は僕よりも年下。男。デキる感じのする派手なシャツとネクタイ。快活なイメージしか与えないであろう短髪とよく
NHKの連続テレビ小説「あまちゃん」で国民的な女優となった能年玲奈(21)が、今年1月、自身を代表取締役、演技指導の滝沢充子氏を取締役とする会社を設立。「あまちゃん」以降、出演作が映画2作、20分のスペシャルドラマ1本にとどまっていることから所属事務所レプロエンタテインメントとのトラブル、独立、滝沢氏による「洗脳」が相次いで報じられている。 また、週刊文春の取材では、能年は「あまちゃん」時代の月給が5万円で、撮影終了後、マネージャーから「仕事を入れない」と言われていたことも判明した。 独立の仕掛け人とされる滝沢氏を直撃した。 ――能年と同居し、洗脳していると言われています。 「違います。彼女のご両親に依頼されて、身の回りの世話をしているだけです」 ――会社設立は独立のためでは? 「そんなつもりはありません。能年の描いた絵やグッズなどを販売する会社で、レプロとの契約に抵触しませ
クーリエ・ジャポン編集部ブログでは、クーリエ本誌でも紹介した海外メディアによる国際情勢やビジネス、社会、教養にまつわる話題などをわかりやすく提供しています。紹介した記事はfacebookやTwitterなどのソーシャルメディアを介して多くの方が閲覧しています。翻訳担当の阿部です。 もしホワイトハウスが自分のために晩餐会を開いてくれるのであれば、ぜひ私の友人ルー・リードもホワイトハウスに呼んで彼の演奏を聴きたい──。 いまから15年ほど前、そんなリクエストを米国の大統領に出した、ある国の大統領がいました。1989年から92年までチェコスロバキア大統領、そして93年から03年までチェコ大統領を務めたヴァーツラフ・ハヴェルです。 ホワイトハウス側は動揺しました。というのも当時、米国大統領だったビル・クリントンは、モニカ・ルインスキーとの不倫スキャンダルで世界的に注目されていた時期だったから
電源別の発電コストを見直している経済産業省は27日、新しい試算結果を公表した。原発は2030年時点で1キロワット時あたり10・1円以上で、下限で比べると、電源別で最も安くなった。11年の前回試算の8・9円以上は上回ったが、再生可能エネルギーや火力などの費用も上がったためだ。 この日あった同省の「発電コスト検証ワーキンググループ(WG)」で示し、大筋で了承された。同省は30年の電源構成(エネルギーミックス)案に反映し、28日の有識者会合で原発の割合を20~22%とする案を示す見通しだ。 原発の発電コスト試算では、前回試算と同じように原発事故後の損害賠償や、立地自治体への交付金などの費用を計上。11年に比べ、原発の安全対策費が増加したことも反映した。ただ、対策を強化した分、事故が起きる確率は半減したとみて、その分だけコストを低く見積もった。 再生可能エネルギーは、前回試算で30年には下限のコス
自称"無職"。 とはいえ、インターネットの世界では、知らない人がいないほど有名なライターのヨッピーさん(34歳)。「Yahoo!スマホガイド」やお笑いサイト「オモコロ」、Twitterメディア「トゥギャッチ」など、さまざまなWEB媒体で面白記事を連発しています。 その内容はというと――。「男は全員童貞、女は全員AV女優の『合コン』を開催する」「会田誠さんに自作の現代アートを見せる」「黒ギャルとオタクの飲み会をプロデュースする」「ツタンカーメン展にツタンカーメンの格好で一番乗りしてテレビで報道される」などなど。 彼の記事の英訳が海外のネット掲示板で話題になったこともあり、「このおかしなジャパニーズは誰だ」と大炎上(?)したこともあります。更に、今年3月にはテレビ朝日と組んでCDデビュー(!)も果たしました。 そんなヨッピーさんですが、社会人としてのキャリアは約10年前、商社への就職からスター
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