ミゲル・デスコト・ブロックマン氏は2008年6月4日、第63回国連総会議長に選出されました。 老練な政治家であり、コミュニティ指導者であり、また司祭でもあるデスコト氏は、1979年7月から1990年4月まで10年以上にわたり、ニカラグア共和国の外相を務めました。在任中には、1980年代に中米で生じた内戦に終止符を打つためのコンタドーラ、エスキプラス両和平プロセスで鍵を握る役割を果たしました。同じく外相在任中の1984年には、ニカラグアに対する軍事・準軍事行動支援のかどで米国を国際司法裁判所に提訴するという政府決定を先頭に立って推し進めました。同裁判所はその後、ニカラグア勝訴の判決を下しています。 デスコト氏は2007年以来、ダニエル・オルテガ・サアベドラ大統領の上級外務顧問として、閣僚級のポストに就いています。また、ニカラグアの国家水委員会の委員長も兼務し、中米最大の水源であるニカラグア湖