米航空宇宙局(NASA)の追跡・データ中継衛星のイラスト。NASA提供(2017年8月18日提供、資料画像)。(c)AFP PHOTO/ NASA/HANDOUT 【12月30日 AFP】GPS(全地球測位システム)誘導爆弾、衛星を介して動画を送信する武装ドローン、空から情報をかき集めるスパイカメラ──米国の軍事機器はこれまで以上に宇宙を拠点とした技術に依存するようになっている。 しかし敵が米軍の衛星を標的にしたり、何らかの方法でその信号を妨害したりしてきたらどうなるだろう? この悲惨なシナリオが現実となる可能性があると米国防総省は嫌というほど分かっており、そうした事態に備えて積極的に準備を進めている。 コロラド州を拠点とする第1宇宙旅団(1st Space Brigade)の司令官、リチャード・ゼルマン(Richard Zellmann)大佐によると、米陸軍の主要な戦闘システムの約70%
群馬県で相次いだ空き巣事件で、警視庁がGPS端末を使った捜査を行っていたにもかかわらず、1審の裁判で捜査員が「使っていない」などと事実と異なる証言をしていた問題で、2審の東京高等裁判所で捜査員が再度証言を行い、「GPS捜査は裁判でも秘密にするという認識だった。裁判の前に当時の上司にも相談したが、話すなと言われた」と説明しました。 28日、2審の東京高等裁判所で審理が行われ、巡査部長が再度証言を行い、容疑者の居場所を把握するためGPS捜査を行っていたことを認めたうえで、「GPS捜査は書類に残したり、第三者に言ったりしてはいけないと指導されてきたので、裁判でも秘密にするという認識だった。裁判の前に当時の上司にも相談したが、話すなと言われた」と説明しました。 さらに、「裁判についての認識や知識があれば、もっと深く考えて軽率な行動は取らなかったと思う」と話しました。 また、1審で詳しい捜査の経緯に
GPSの精度が落ちている?北朝鮮情勢が緊迫する中、SNS上で「GPSの精度が落ちている」という書き込みが散見されています。実際、ツイッターで「GPS」と検索をかけてみると、「GPS」に続いて、「おかしい」「精度」といったワードが検索候補に上がってきており、それなりに広がっている話題なのかもしれません。 「GPS」とツイッターで検索をかけると…結論から言うと、GPS精度が意図的に落とされているかというと、それは少々怪しいのではないか? と思います。ここでは、かつて行われていたGPSの精度劣化措置と、その解除、補正手段等について解説したいと思います。 かつてあった精度の劣化措置元々、GPSは航空機や艦船の測位といった軍事用途に開発されたもので、現在も運用は米空軍が行っています。2017年4月現在、31基のGPS衛星が地球を周回していて、複数の衛星(最低4基)から発せられる信号を受信機が受信し、
モスクワの中心、プーチン大統領が執務するクレムリン周辺で、スマートフォンなどの地図アプリが突然使えなくなる――。ここ数カ月ロシアのネット上で話題になっている現象を4日、記者も確認した。治安当局が、ドローン(無人飛行機)などを使った攻撃や撮影を防止するため、GPS(全地球測位システム)を攪乱(かくらん)させる妨害電波を飛ばしている可能性がある。 4日午前、記者はスマホを手に、市中心部を流れるモスクワ川沿いに徒歩でクレムリンに向かった。近づくにつれ、地図アプリ上の「現在地」を示すマークが不安定になっていく。突然川の対岸に飛んだり、市の郊外に移動したり、といった具合だ。最終的に「現在地」は、クレムリンから約30キロ西に離れたブヌコボ空港に移動したまま動かなくなった。同じような状態は同日午後まで、断続的に続いた。 ラトビアに拠点を置くロシア語ニュースサイト「メドゥーザ」によると、初めてこうした現象
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