WHO、日本人幹部を調査 「人種差別発言」の告発で 2022年01月30日05時56分 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長=2021年12月、ジュネーブ(EPA時事) 【ベルリン時事】世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は29日の執行理事会で、西太平洋地域事務局の葛西健事務局長が職員に人種差別的な発言を行ったり、ワクチンに関する情報を日本政府に漏えいしたりしたと内部告発を受けた問題について、「調査を行っている」と明らかにした。 パンデミック終息「程遠い」 WHO テドロス氏は、まだ話せることは限られているとしたものの、告発を「深刻に受け止めている」と語った。 AP通信によると、フィリピン・マニラにある西太平洋地域事務局の複数の元・現職員が、匿名で葛西氏を告発。葛西氏が特定の国籍の職員に「人種差別的・侮辱的発言」を行ったほか、取り扱いに注意が必要なワクチンの情報を、日本政府に渡した