先週、東京・渋谷で開かれた、〈「9条改憲」の対案はこれだ!〉と題するトークイベントに行ってきました。今月に大月書店から出版された『9条の挑戦 非軍事中立戦略のリアリズム』の出版記念イベント。著者である伊藤真さん(「伊藤塾」塾長)、神原元さん(弁護士)、布施祐仁さん(ジャーナリスト)の3人に加え、「明日の自由を守る若手弁護士の会」メンバーの矢崎暁子さんが司会として加わり、トークが繰り広げられました。 ■非軍事中立は「現実的な選択」 サブタイトルのとおり、この本が提示するのは「非軍事中立戦略」。軍事力に頼らず、どこの国とも軍事同盟を結ばない、そんな国のあり方を考えてみよう、というものです。最近では、憲法9条を語る上でも、自衛隊の存在や日米安保体制の維持が当たり前の前提のように扱われることが増えています。そんな中、なぜあえてこうした本を出そうと考えたのか? 矢崎さんからの問いかけに、3人がそれぞ