昨日の続き*1です。これまた詳しくはもろさんのブログ*2を参照してもらうとして、僕はざっくり印象を。 河田さんの発表はフィクションに関する信じることとあえて信じることの違いについて。人文研フィクション班*3に関する発表を聞くのは初めてで、前提の議論について要予習といったところがつらかったですが、おもしろかったです。きちんと理解したわけではないですが、儒学における経典とか、内丹の実践における表象とか、中国学のいろんな方面で参考になる理論かも。儀礼の仮構性とかだと、現代の場合は、make-believeの問題は大きいような。ミラーニューロンとか考えると、聞いた限りでは生理のレベルに還元できそうな気もしたんですが、実際にはもっと深い議論が展開されそうな感じでした。発表の時間では足りなかったようです。うう、研究会に出てみたい。 坂内さんの発表は『説文解字』を画像とテキストの複合のXMLマークアップ