関連トピックス尖閣諸島 香港の立法会(議会)選挙の投開票が9日にあり、10日午前、大勢が判明した。親中派が過半数を制した一方、民主派は重要法案を否決できる定数(70議席)の3分の1以上となる24議席以上を確保することが確実な情勢。普通選挙が可能となる2017年の行政長官選挙に向けた法改正などに向け、一定の影響力を保った。 立法会選は今回が5回目。地区別の直接選挙枠が前回から5議席増え35議席になったほか、区議会議員から直接選ぶ枠が新たに5議席設けられ、直接選挙枠は前回より10議席増の計40議席となった。残りの30議席は親中派の多い業界団体代表らが投票する職能団体枠。 先月16日に尖閣諸島に上陸した「保釣(釣魚島防衛)行動委員会」メンバーの曽健成氏も、中国政府に批判的な民主派政党から地区別の直接選挙枠で立候補していたが、当選ラインの3万4000票を大きく下回る9280票にとどまり、落選