まず、私の立場を明確にしておきたいと思います。編集部から届いたメールは、実名でコラムを書いてほしい旨の内容でした。しかしながら、まだ返答しておりません。続けたいのは山々ですが、「実名」というのは私にとって跳ぶのが困難な高いハードルと同じです。宮仕えの身としては、到底一存で決められることではありません。 そもそも一体何故、今さら実名を求めるのでしょうか。それは初めに「ブログ」というソーシャル・メディアの切り捨てありき、だからです。 新聞というメディアには読者が投稿できる枠があります。しかし、誰でも自由に投稿できるように見えて、実はものすごぉいバイアスがかかっており、求めている意見により近い発言のみを取り上げることも可能ですし、言葉使いを訂正されることもあれば文章の切り捨ても普通に行われています。 もちろんそれ以外の枠はプロの方が執筆されているわけで、正確性とか速報性といった一定の基準を満たし