連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」クランクアップで会見に臨むヒロインの松下奈緒(左)と向井理=18日深夜、東京・渋谷のNHK放送センター NHKの連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」が好調だ。ここ2カ月の週間平均視聴率は20%前後で、前作「ウェルかめ」の平均13・5%を大幅に上回っている(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。ここ数年の朝ドラ低迷を打破する勢いだが、その要因は昭和の光景や水木妖怪の登場といった要素のほかに、ヒロイン像が従来の「冒険型」から「受け身型」へと大きく変化したことがありそうだ。(萩原万貴枝) ゲゲゲの女房は「ゲゲゲの鬼太郎」でおなじみの漫画家、水木しげるさん(88)の妻、武良(むら)布枝(ぬのえ)さん(78)の自伝が原案。昭和30年代以降の東京で、貧乏でも温かく夫を支えるヒロインの半生が描かれている。 放送開始がこれまでより15分早い午前8時になり、長年の朝ドラの視聴習慣を破ったた