猫ってよくあくびをするのである。「あくび」は動詞「あくぶ」の名詞化が語源だそうだから(日本国語大辞典による)、「あくびをするのである」は「あくぶのである」といった方がいいのか。いや、今はそんないい方しませんが。 話を戻すと、あくびの瞬間って、目を閉じて口をめいっぱい開いて「ふぁーーーっ」と気持ちよさそうに見えるので、つい撮りたくなるよね。 撮ろうと思ったら、寝てたりくつろいでいる(怖がりじゃない)猫にそっと近づくといい。高い確率で、ふあーーーっとあくびをしてくれる……と思う。そのとき、シャッタースピードには注意しよう。速めにしないと(特に日陰など暗い場所では)、口がブレて写っちゃうから。 警戒心が強い猫だと、あくびや伸びを省略してさっと逃げちゃうけど、そんなときは「おどかしてごめん」と心の中であやまっておくべし。 たとえば、お寺の階段脇の斜面で猫がほげーっとしていたのである。何度も見かけて