内閣法制局長官を務めた宮崎礼壹さんが、3日、安全保障関連法案に反対する集会で講演し、法案の内容にも手続きにも問題があり廃案にするしかないと述べました。 3日、東京・千代田区で開かれた集会には、安全保障関連法案に反対するおよそ400人が集まりました。 この中で、宮崎さんは、集団的自衛権の行使は、憲法9条が禁じる国際紛争を解決する手段としての武力行使にあたり、法案の内容そのものが憲法に違反していると指摘しました。 そのうえで宮崎さんは「政府が40年余りの間続けてきた憲法解釈をみずから破るのは手続き的にも疑問がある。二重の意味で問題のある法案であり廃案にするしかない」と述べました。