インターネットの発展によって、モノづくりの在り方が大きく変わりつつあります。これまでは大衆にウケるヒット商品しか売れなかったのが、ECやソーシャルの力によって、特定層にしか需要のない"ニッチ商品"がその存在感を強めているといいます。"家電のイノベーション"を起こす岩佐琢磨氏とITビジネスのプロ・尾原和啓氏が、その構造について語りました。 "ニッチ家電"が売れるようになった理由 尾原:CES(世界最大の家電製品イベント)に行かれていたみたいですが、今年はどうだったんですか? 岩佐:昨年からの流れでやはり「ウェブ ✕ ハードウェア」はすごい勢いできてますね。こう言うとすぐに日本だとインターネットに繋がるテレビとかインターネットに繋がるメガネってあったね、みたいな話になりがちですけど。 尾原:だいたいウェアラブルの話で終わってしまいますからね。 岩佐:海外はキックスターター(Kickstarte