坂本龍一の大型インスタレーション作品を包括的に紹介する、日本では初となる大規模展覧会「坂本龍一|音を視る 時を聴く」が、東京・東京都現代美術館で12月21日に開幕。その前日12月20日のプレス向け内覧会に合わせて、コラボレーションアーティストたちが登壇する記者会見が行われた。
パルコ開業55周年×細野晴臣活動55周年×田名網敬一生誕88周年を祝う「HAPPY HOLIDAYS」。クリエイティブディレクター・宇川直宏インタビュー パルコの開業55周年を祝う特別企画「HAPPY HOLIDAYS」が現在公開中。時を同じくしてデビュー55周年を迎えた細野晴臣をキーパーソンに迎え、生誕88周年のアーティスト田名網敬一を象徴するモチーフやキャラクターがそのビジュアルを彩っている。去る8月9日の田名網の訃報から少し時間が過ぎたいま、本企画のディレクションを務めた田名網の一番弟子・宇川直宏に、今回の企画主旨と田名網への思いについて話を聞いた。 聞き手=岩渕貞哉(「美術手帖」総編集長) 構成=三澤麦(ウェブ版「美術手帖」編集部) 撮影=軍司拓実 弔辞に秘めた田名網敬一さんへの哀悼の言葉岩渕貞哉(以下、岩渕) 10月15日、個展「田名網敬一 記憶の冒険」開催中の国立新美術館(新美
本広告は、細野の音楽活動55周年を記念し、幼少期からはっぴいえんど、YMO、そして現在に至るまでの貴重な写真と、田名網の象徴的なモチーフ・キャラクターを、田名網の一番弟子である宇川が師の思いを継いでディレクションした“歴史的曼荼羅”。宇川がクリエイティヴディレクターを務めたCMでは、生成AI技術によって写真に生命を吹き込まれた細野の55年の歴史が、田名網の個性豊かなモチーフたちとともに動き出し、細野の書き下ろし楽曲とナレーションで特別なホリデーシーズンを演出する。なお、田名網にとって、これが細野との初のコラボレーションであり、完成をとても楽しみにしていたそうだが、8月に死去。田名網の最期のプロジェクトの1つとなった。 また本プロジェクトの連動企画として、11月7日には、東京・WHITE CINE QUINTOにて細野のドキュメンタリー映画が上映され、細野と原田郁子によるトークイベント「HO
鈍い艶ときらめきをもち、ざらっとしているようでいてなめらかな肌。茶褐色とも錆茶色(さびちゃいろ)ともいわれる神秘的な色。2017年に日本遺産にも登録された日本六古窯(こよう)のひとつ、岡山県の備前地区で作陶される備前焼の特徴です。この素焼きのやきものと、生涯オランダのデルフトで作画を続けたフェルメールの名作「牛乳を注ぐ女」には、何やら親和性が…? 備前焼の窯元、一陽窯(いちようがま)の木村肇(はじめ)さんと和樂による、商品開発の物語をお届けします。 これって備前焼っぽくない? すべてはこのひらめきから生まれました ことのはじまりは、編集部での商品開発会議。特集「若冲とフェルメール、美の三原色」にちなんだ商品をつくって、誌上通販するべくの打ち合わせの場でした。編集長とデスク、ふたりの担当編集の4人が編集部の一角に集まります。 若冲の「鳥獣花木図屏風」をモチーフにしたブラシをつくろう、ゾウの絵
Two Just Stop Oil activists were jailed after throwing soup over Vincent van Gogh's Sunflowers painting in 2022 The National Gallery has banned liquids except baby formula, expressed milk and prescription medicines after a number of attacks on paintings in its central London building. The measure, in effect from Friday morning, comes in the wake of "physical damage" to its artworks by protesters.
オルタネイティヴ・ロック界におけるアイコニックな人物といえば、ヘンリー・ロリンズがトップクラスに入るだろう。その精力的な活動で知られているヘンリー・ロリンズは、絶大な影響力を誇る2つのアメリカのパンクバンド、ブラック・フラッグとロリンズ・バンドのフロントマンを務めるばかりか、俳優、DJ、作家、ロサンゼルス・タイムズのコラムニストとしても活動し、口語体の詩でグラミー賞を受賞するなど幅広く絶賛されてきた。ただ、彼が成し遂げた最も偉大な功績の一つはザ・ラッツの『The Crack』ジャケット写真の原画を手に入れたことかもしれない。 “本能的に“The Crack”が重要な作品であることはわかっていた” ひとりのアーティストとして、世代を超えて人々をインスパイアしてきたヘンリー・ロリンズは、それ以前に熱心な音楽ファンであり、類い稀な収集家である。「パンク・ロックは衝撃だった」と語る彼は、ワシントン
原宿のGYRE GALLERYで開催中の「ヨーゼフ・ボイス ダイアローグ展」が 9月24日(火)に閉幕します。未見の方は、どうぞお見逃しなく。 GYREの吹き抜けエスカレーターに下がった展覧会の垂れ幕がクール。ヨーゼフ・ボイス(1921〜1986)は、戦後ドイツアート界のレジェンド。 1984年ボイス来日時のアート界の熱狂を知る人なら「なぜ 今 ボイス? 」と思われるかもしれませんし、ボイスをアート本や映像でしか知らない世代なら、「これが あのボイスか」と思われるのかもしれません。 GYRE GALLERY「人間は誰でも芸術家である」と唱え、既存の芸術枠にとらわれないインスタレーションやパフォーマンス、政治・社会活動を展開したボイス。 「我々が革命だ」1971年今展は ボイスがそうした作品と活動を通して全ての人間に投げかけた問いに対し、時を超えて呼応した6人の現代アーティストたちの作品で構
長野県大町市に住む折り紙作家 布施知子さん。 これまでに制作した作品は国内だけでなく、世界中から評価され注目を集めています。 今、制作した折り紙の技術が教育や産業などさまざまな分野の可能性を広げています。 彼女の折り紙の世界を取材しました。 「無限折り」「螺旋」「コイル折り」 世界的に評価を受ける作品たち 流れゆく川を表現した、この作品。 実はこれ、20メートルの1枚の紙から出来ています。 無数の折り目を、複雑に重ねる「無限折り」という技法で作られました。 制作したのは大町市に住む折り紙作家の布施知子さん。 37年前に、自然に囲まれた山あいの古民家に移住し、個性あふれる作品を世に送り出してきました。 何重にも細かく規則的に折り続けることで生み出す「螺旋」。 筒状にした紙を、つぶしながら折り込んだ「コイル折り」 その作品はヨーロッパ各地で個展が開かれるなど、海外からも高い評価を受けています。
US版ARTnewsのTOP 200 COLLECTORSの常連でもある前澤友作は、9月2日、自身のX(旧ツイッター)にDIC川村記念美術館の休館に関連するコメントを連続投稿し、同館の所蔵作品の国外流出を防ぐために、自身も美術愛好家として協力したいという意欲を見せた。 前澤は2018年、同館が所蔵していた長谷川等伯筆《烏鷺図屏風(うろずびょうぶ)》を収蔵した経緯があり、同作品を「いつか見たい」とXに投稿したファンに対し、「長谷川等伯の烏鷺図屏風については、約3年ほどかけてクリーニング及び一部修復作業中でしたが、先日無事に手元に戻ってきました。当作品は国が指定する重要文化財ですので、何らかの方法で皆様にも観ていただけるようにしたいと思っていますので、詳細が決まり次第追ってお知らせいたします」と返答。それに続いて、「それにしてもDIC川村美術館の一時閉館は寂しいです。僕に何かできることがあれば
村上隆氏と左派論客の斎藤幸平氏がReHacQ(高橋弘樹氏が運営するチャンネル)で対談している動画が4連続で上がっていてすべて見た。 ※以下敬称略 結論から言うとこの動画で村上隆が何をやろうとしているのかよくわかったので彼への嫌悪感はすべて消えた。 1動画40分近くあるので見るのは大変だと思うが興味深く見れたので余裕がある人は見てほしい。 一応言っておくとこれはあくまで私の個人的見解なのでその点には注意してほしい。 ざっくり動画の流れを説明すると斎藤幸平が布施英利と対談した際に村上隆が嫌いと悪口を言ったので、村上隆がYoutube?にコメントを書きそれを見てチャンネル運営者の高橋弘樹が対談に誘ったという流れのようだ。 ※斎藤幸平氏はマルキストなので拝金的に見える村上氏の行為があまり好きではない 現在京都で開催中のもののけ展の展示内容を村上隆が斎藤・高橋、両氏に説明しつつ最後に対談という流れに
箕輪厚介 @minowanowa 当たり前じゃないですか。 僕と斎藤さんは麻布台ヒルズや東京タワーのふもとの芝学園出身ですよ。 思想の違いはあれど根はシティボーイなのです。マルジェラなど体操着にしてますよ。 x.com/hakuikisiroi/s… 2024-08-26 16:00:30
文●圷あくつ 滋夫しげお(映画・音楽ライター) ※こちらの記事は、4月24日(水)からは、有料定期購読会員の方が読める記事になります。定期購読はこちらから。 2023年3月28日に坂本龍一が71歳で亡くなってから、もう一年が経った。その間にも、例えば映画音楽を手掛けた最後の作品『怪物』の公開、人生について生前に語った自伝本「ぼくはあと何回、満月を見るだろう」の刊行、音楽監督を務めた東北ユースオーケストラに書き下ろした交響曲「いま時間が傾いて」を含むアルバム『The Best of Tohoku Youth Orchestra 2013~2023』の発売など、本人が直接関わった多くの作品に触れることが出来た。またテレビ/ラジオの番組や雑誌/書籍による数々の追悼特集、生涯興味を持ち続け関わってきた、メディアアートの分野での功績を讃える展覧会「坂本龍一トリビュート展 音楽/アート/メディア」の開
ってなんかあるの? 都心にある国立博物館美術館は人多すぎるし知ってるからそれ以外で 府中市美術館、八王子市夢美術館はとても良かったのでそういうのを教えて欲しい あそこらへんみたいな郷土に必ずしも関係ないのに割と尖った展示ができるところこそ真に東京じゃないとできない美術館と個人的には思った (追記) 元増田です まさかこんなに伸びるとは! みんなありがとう!行ったことないところたくさんあるわ おすすめしてくれてる人が多い佐倉の歴博と江戸東京建物園、横須賀美術館は増田もお気に入りだ 少し離れると混雑が幾分緩和されていいところ多いよね 上野の国立博物館系は一昔前なら常設ならそこまで混まなかったけど、最近はヤバくてフラッと行けるレパートリーが減ったなと思ってたから色々とありがたい 特に区立の美術館とか全然手を伸ばしてなかったわ しかしやっぱ東京の東側より西側の方がいい美術館博物館多いよなあ
日本美術の近現代史の歪みが生んだ、村上隆の「嫌われる理由」村上:今日はありがとうございます。山田さんのYouTube番組は、ずっと拝見していました。 山田:「村上隆 もののけ 京都」は、お世辞抜きで期待以上に良かったですよ。《お花の親子》(2020)が東山を借景にした日本庭園の池にじつによくフィットしていましたし、《風神図》《雷神図》(ともに2023〜24)にしても、《洛中洛外図 岩佐又兵衛 rip》(2023〜24)にしても、力作ですよ。 京都で開催する必然性のある展覧会になっているところがすばらしいと思いました。 村上:今日は山田さんに、クリティカルに忌憚(きたん)のない解説をいただけるという期待をしています。じつは、2020年オリンピックの東京開催が決定した2013年9月7日(日本時間8日)の、その5分後に、「村上隆だけにはキャラクターを作らせたくない」という言葉がTwitter(現
『虎に翼』に女性画家の絵が登場朝ドラ『虎に翼』が大人気だ。基本的には法曹界を舞台にしながら、 “職業婦人”として、また主婦として忙しく働く女性たちにスポットを当てた本作は、現代の視聴者に気づきや驚き、共感などを持って受け止められている。 ドラマが進展するなか、物語はすでに戦後に入った。主人公・寅子と親しかった花岡悟判事が亡くなり、その未亡人として再登場した奈津子がじつは洋画家で個展を開催したことが判明(52話)。そして55話では、それまでのエピソードを回収するかたちで奈津子が描いた絵画が印象的に登場し、視聴者の涙を誘った。 様々な時代考証がなされ、歴史的な事実に基づき制作されている本作だが、当時における女性の画家の有り様や奈津子の絵画の描写には、どれほどリアリティがあるのか。戦前から戦後にかけての女性画家をジェンダーの観点から研究する美術史家の吉良智子さんに話を聞いた。
語りは細野晴臣。NHK BSプレミアム4K『横尾忠則 87歳の現在地』が3月18日(月)放送。87歳にして創作を続ける画家・横尾忠則の今。衰えていく五感を嘆くのではなく、自然体と考え、新たな画風を身につけ、作品を量産している。老いの常識を覆す言葉の数々。 ■『横尾忠則 87歳の現在地』 NHK BSプレミアム4K 2024年3月18日(月)午後11:00 ~ 午前0:00 (1時間0分) 横尾忠則は、2年前心筋梗塞に倒れ、生死の境をさまよった。他にも難聴、視力の低下、五感が衰えつつある。また利き腕の右手が腱鞘炎となり、細かな筆使いが難しくなった。しかしそれを嘆いてはいない。ハンディこそ自然体と考え、新たな画風を身につけた。震えるような線、おぼろげな輪郭。苦労せずに新しい画風を身につけることができたと喜び、作品を量産している。老いの常識を軽やかに覆す横尾忠則の新作創作に密着した。 【出演】横
開会式終了後にパフォーマンスを行う作家の百瀬文さん(左)と出品作家の遠藤麻衣さん=東京・上野の国立西洋美術館で2024年3月11日午後4時15分、高橋咲子撮影 モネなどを収蔵する国立西洋美術館(東京都台東区)で12日から開催される企画展の内覧会で11日、出品作家や市民がイスラエルのパレスチナ自治区ガザへの侵攻を巡って抗議活動を行った。警察が美術館内に入り、作家のパフォーマンスを監視するなど、異例の事態となった。 展覧会は、同館が開館以来初めて現代作家を扱った企画展「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?」。参加作家らも集まった記者説明会の最後に、出品作家の飯山由貴さんがイスラエルのガザ侵攻に抗議。同館のオフィシャルパートナーを務める企業が、…
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