題字:タナカカツキ うわ、ついこのあいだ新年が明けたと思ったのにもう3月。やばい。これはやばい。致命的にやばい。 なぜやばいかというと、今回「時の経つのは言うほど早くないよね」ということを書こうと思っていたんです。なのにあっちゅう間に3月。なんてことでしょう。これではこれから書くことにまったく説得力がない。 しかし……もともと説得力があったのか? というと、あるわけがない。あったためしがない。矛盾に寛容になるのが老いのよいところ(なんでも老いのせいにしていくぞ)。気にしないで書いていきたいと思います。 存分に老けて老けて老けまくるいく所存です。老けるゾー、オー! ナレーション:このシリーズは、永遠の老いの初心者である伊藤ガビンが、気づいたことを忘れる前にメモしているものです。 さてこれ、もともと新年早々に書こうとしていたものなのですが、正月が来るたび、思い出すのが一休禅師の「門松は冥土の旅