シーズン3位のDeNAが日本一へと上り詰めた下剋上。最後は圧勝でパ・リーグの王者・ソフトバンクをなぎ倒した。
シーズン3位のDeNAが日本一へと上り詰めた下剋上。最後は圧勝でパ・リーグの王者・ソフトバンクをなぎ倒した。
森合 将棋は小学校、中学校の時に父とやってたぐらいで、矢倉ぐらいしかわからないですけど、『いまだ成らず』はとても興味深く読ませていただきました。対局が中心というより、人を中心に書かれているので、よく入ってくる書籍になっていました。驚いたのが、忠平さんが、スポーツを離れて、将棋の羽生さんを書くということだったんです。そもそものきっかけは? 鈴木 森合さんと同じように、父親に週末の夕方に無理やり「将棋の相手をしろ」みたいな程度で、どういうセオリーがあるかぐらいしかわからない。でも、ちっちゃい時にNHKの将棋中継で、羽生さんの表情を見たことがあって。父親から"羽生にらみ"を「見てみろ」と言われて、顔を見たときに、幼いながら衝撃を受けて、ずっと心に残っていて。そんな顔をしてる人間を見たことなかった。いろんな表情があると思いますが、あれはどの感情にも当てはまらない表情で、それが潜在的に焼き付いていた
山崎は近年、タイトル経験者と若手精鋭の間で埋もれていたが、独創的な指し方を駆使してタイトル戦の大舞台に登場した。「山ちゃん」の愛称でファンから愛される山崎将棋の特徴、公式戦での好調の要因、打倒藤井の決意などについて、田丸昇九段が解説する。また、羽生に挑戦したタイトル戦、2016年に電王戦二番勝負で最強将棋ソフト『PONANZA』(ポナンザ)との激闘も合わせて紹介しよう。【棋士の肩書は当時】 15年前、王座戦17連覇の羽生善治に挑んだ日 山崎八段は、1992年に森信雄七段門下で奨励会(棋士養成機関)に入会し、98年に四段に昇段して17歳(当時は最年少)で棋士になった。やがて頭角を現すと、2000年に新人王戦、05年にNHK杯戦で初優勝した。盤外では美青年棋士として注目され、女性ファンが多かった。 ADVERTISEMENT 2009年の第57期王座戦五番勝負で、17連覇していた羽生善治王座(
彼が命を吹き込む駒は、81マスを縦横無尽に駆ける。まるで示される数値の束縛から解き放たれたように。飽くなき理想を追い、観る者を魅了し続ける男は盤上に拡がる豊かな可能性を誰よりも信じている。 AIの進化は現代将棋に大きな影響を与え、戦術面でも革命的な変化をもたらした。いまや棋士が研究パートナーとしてAIを導入することは、技術の向上や勝つための戦略を立てるうえで常識となりつつある。 緻密な棋風から「1秒で1億と3手読む男」といわれ、近年は独創的かつ自由な指し回しでファンを魅了してきた佐藤康光九段。 今年6月に6年4カ月務めた日本将棋連盟の会長を退任し、再び純粋なプレーヤーとなった今、AI全盛の将棋界をどう捉えているのか。天衣無縫の棋士に、将棋の未来について聞いた。 ――会長としての公務に忙殺される中、佐藤九段は昨期まで同世代の中でただ一人A級の座を守り続けました。驚くべきことだと思います。 「
八冠制覇までの道程で藤井を最も追いつめたのは、タイトル獲得経験も挑戦経験もない男だった。大好きな酒を断ち、独自の戦術を磨き上げ、万全の準備で臨んだ彼が証明したかったものとは。 プロ入りから15年が過ぎ、通算勝率は5割6分程度。順位戦では下から2つ目のC級1組に在籍し、目立った実績もない。そんな村田顕弘の目の前で、藤井聡太が苦悶の表情を浮かべていた。 6月20日、王座戦挑戦者決定トーナメント(以下、本戦)の準々決勝。それまで村田の今年度成績は1勝4敗で、藤井との過去の対戦成績も0勝3敗。棋界関係者の目には、この対局は藤井の八冠ロードの通過点に過ぎないと映っていた。ところが――。 村田はかつて「関西若手四天王」と呼ばれる期待の星のひとりだった。名を連ねるのは20歳でタイトルに挑戦した豊島将之、プロ入り直後に新人王戦で優勝した糸谷哲郎、初参加で棋聖戦の挑戦者決定戦まで勝ち進んだ稲葉陽。勝率も7割
クラブ史上初となるスペイン人指揮官、ダニエル・ポヤトス監督を招聘し、新たなスタイルの構築を目指しているガンバ大阪。一時は最下位に転落も、5月28日のアルビレックス新潟戦以降のリーグ戦は6勝1分という「V字回復」でリーグ戦の中断期間を迎えている。そんなガンバ大阪で奮闘する一人の通訳がいる。「プラチナ世代」の一学年下で、自身も京都サンガのアカデミーで活躍した岡井孝憲さんだ。宇佐美貴史とのマッチアップ歴も持つ岡井さんに、サッカー人生やスペインサッカー観を聞いた《全2回の2回目/#1からつづく》。 京都サンガのユニフォームをまとい、Jリーグでのプレーを夢みた少年は、紆余曲折のサッカー人生を経て「言葉」を武器にJリーグの舞台に立った。 ダニとかの意図をできる限り“ほぐしてあげる” ポヤトス監督が「エンドレナドール・デントロ・ド・カンポ(スペイン語でピッチ上の監督)」とまで信頼を寄せる山本悠樹は、ポヤ
反響はとどまることを知らない。 カーリング女子日本代表として2018年平昌五輪で銅メダル、22年北京五輪では銀メダルを獲得したロコ・ソラーレの藤澤五月が7月22日、茨城県で行われたボディメイクコンテスト「MOLA CUP」のビキニクラスに出場。ノービスで3位、オープンでは2位となった。 初めての挑戦での好成績もさることながら、カーリングのときとは一変した、鍛えに鍛え上げた身体は、国内外で大きな反響を呼び続けている。 な、なんと カーリング五輪代表選手 藤澤五月選手が ビキニクラスに登場‼️ 激痩せ報道の理由は ボディメイクコンテスト出場だった 実は筋トレ好きで カネキンさんの大ファンだそう@KanekinFitness #FWJ #ボディメイク #ボディビル #オリンピック #筋トレ #ビキニ pic.twitter.com/vvqFjReBK4 — 【FWJ -FITNESS WORLD
八冠の夢がかすんでいた。 将棋界の全タイトル制覇に向かって驀進する藤井聡太の前に、村田顕弘六段(36)が立ちはだかったのだ。6月20日、関西将棋会館。藤井竜王・名人は王座戦挑決T準々決勝に臨んでいた。現在、七冠の藤井に残されたタイトルは王座のみ。挑戦権獲得まであと3勝に迫っていた。 対する村田は2007年にプロ入りした中堅棋士。下馬評は断然、藤井有利だった。それでも村田は強い意気込みで本局に臨んでいた。それは勝敗とは別のところにあった。 ADVERTISEMENT 「将棋は人間同士が指すゲーム。序盤からAI通りに指さなくてもいい。自分の感覚でいいと、藤井さんを相手に証明したかった」 現在の将棋界はAI(人工知能)を使った研究が全盛で、定跡形の序盤は多くの変化を暗記できるかどうかの勝負になっている側面はある。 だが村田は人マネを好まず、自分の感覚を大事にする。「棋士として個性を出せないのはさ
総得点は56点、総失点は18点。打った安打は66本、打たれた安打は44本。喫した失策は2つ、相手の失策は5つ。力量差のあるチームもあったが、総じて失策の少ない引き締まった試合だったと言えよう。1回から9回まで、イニングごとの得失点を集計すると――以下のようになる。 ADVERTISEMENT 得点/4・4・11・8・7・5・8・7・2 失点/1・1・3・3・3・2・0・4・1 日本は7試合中初回に得点したのは2試合、先制攻撃が得意とは言えなかった。しかし初回の失点も1点だけ。非常に手堅い立ち上がりだったと言えよう。そして打順が一巡した3回、4回に19得点と集中して相手を突き放し、その後も得点を重ねた。相手投手の特徴や配球を1度目の打席で把握して、2度目の打順が回るまでに各打者が対策を立てていたことが分かる。9回に得点が少ないのは、日本が後攻で9回裏の攻撃がなかった試合が5つあったため。2得
△2八飛と打って先に王手したのは塚田。大野は▲3九玉と逃げ、△2七飛成▲3一角の王手で勝ちと読んでいた。しかし、秒読みに追われて混乱してしまい、玉を逃げずに▲3一角と打ってしまった。塚田は「これ、もらっておくね」と言って、△4八飛成で大野の玉を取り上げたという。もちろん大野の反則負けとなった。 大野は、読み筋の3手目と実際の指し手を混同してしまった。 第2図は、2018年のB級1組順位戦・菅井竜也七段とH八段の対局での中盤の部分局面。菅井は「7九角」を矢印の動きで、相手の「6八と」を飛び越えて▲4六角と進めたのだ。これは、いったいどうしたのか……。 菅井は自信ありげに▲4六角と銀取りに指した。Hはうまく指されたと思って2分ほど考えていると、あぜんとした表情の記録係が指摘して、反則がやっと発覚した。菅井は第2図の前に、▲6八角でと金を取り、△6七歩成▲4六角という読み筋だったが、3手目を先に
「クレイジージョブ? 代表監督は幸せな仕事」森保一が語った“続投”決定前の本音「批判は気にならないし、逃げ出したいと思ったこともない」(飯尾篤史)#サッカー日本代表 #jfa #daihyo #森保一 #FIFAWorldCup #Qatar2022 https://t.co/tXmRbz0H4v — Number編集部 (@numberweb) January 1, 2023 正月に、この記事についてブログで論評をお願いしますとの依頼を受けていたのですが、今まで伸び伸びにしておりまして申し訳ありません。 なぜ今まで放置していたかというと、これを見ても何の具体的な問題点も見いだせないというか、そもそも論評するに値しないほど全てにおいて森保監督の話が「ぼんやりしていて」「ピントがずれている」からなんですよね。 冒頭のPK戦の話にしても、森保監督は順番を決めていたら選手に責任を負わせなくて済ん
ドイツ戦に続きスペイン戦でも劇的な逆転勝利をあげ、サッカー日本代表が2大会連続で決勝トーナメントに進出した。ベスト16で対戦するクロアチアは、前回大会で準優勝を果たした東欧の強豪だ。 ルカ・モドリッチをはじめ、確かなクオリティと経験を兼ね備えた相手に、日本はいかに立ち向かうべきなのか。元日本代表MFの中村憲剛氏が、クロアチアとの戦いを展望する。(全2回の2回目/前編へ) ◆◆◆ 川崎フロンターレ勢の活躍と同様に馴染み深いのが、森保一監督の5-4-1(3-4-2-1)です。サンフレッチェ広島を指揮していた当時のシステムで、現役時代に対戦相手として何回も戦った僕にとっては既視感を覚えるものです。 守備時は5-4-1で自陣にブロックを作り、密度を濃くして中を締め、プレッシャーが届かないところ、つまり相手のどこを捨てるのかもはっきりしていた。プレスの肝になる1トップの守り方も、しっかりと落とし込ま
Jリーグ通算227試合出場を果たした“ミカ”ことミハエル・ミキッチ氏。スロベニアのマリボルでアシスタントコーチを務める同氏は、現在も熱心にJリーグをチェックし、日本で監督業をスタートすることを夢見ている。そんなクロアチア随一の“日本通”が絶賛する選手とは? インタビュー後編では、現日本代表の獲得をディナモ・ザグレブに推薦したエピソードや、カタールW杯のラウンド16で母国クロアチアと対戦する可能性について語ってもらった。(全2回の2回目/前編へ) 「サガン鳥栖時代の鎌田大地もディナモに推薦したよ」 ――第3戦のスペイン戦で日本はどう戦うべきですか? うむ……。スペインは非常に難しい相手だね(苦笑)。ドイツ対スペインの試合を見たけど、彼らはとてもうまくボールを保持し、とても見事なコンビネーションを繰り出して、とても簡単にボールを前へと運ぶ。何かしらの弱点を見つけるのは不可能だ。私自身、弱点を見
W杯、日本代表の戦いぶり(ドイツ、スペインに勝っちゃうなんて……!)や各国のスーパープレーに気持ちが揺さぶられっぱなしですね。それとともに、将棋の対局の数々にも注目を続けています。時差もあって24時間営業状態になってて、ABEMAの中継でサッカーを見ているのか将棋を見ているのか、ワケが分からなくなってきそうになる瞬間もありますが(笑)。イラストで11月の名シーンも振り返っていきましょう! 1)「小3藤井くん→藤井五冠」優勝と白熱の竜王戦 各種タイトル戦が大きな盛り上がりを見せています。その中で主役となっているのはやはり、藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖と五冠)です。11月20日に行われたJT杯日本シリーズ決勝では斎藤慎太郎八段に114手で勝利。同タイトルは自身初、そして同大会ではまたも史上最年少となる20歳4カ月での優勝を果たしました。 ちなみに将棋ファンの中で話題になったのは、決勝で
鋭利なナイフのごときあの突破を見せられると、スタメンで見たかったとの思いが湧き上がるだろう。 三笘薫を先発で見たかった、という思いが。 体調不良による出遅れがベンチスタートの要因に? 大会8日目となる11月27日、日本はグループステージ第2戦を迎えた。初戦でスペインに0対7で大敗したコスタリカと対峙した。グループステージの試合でもっとも早い13時キックオフの一戦で、肌を刺すような日差しがピッチの一部に降り注いだ。 日本のスタメンは、ドイツ戦から5人の入れ替えがあった。アタッカー陣は2列目右サイドに堂安律、左サイドに相馬勇紀が起用され、1トップには上田綺世が指名された。 ベスト8以上という目標を達成するためには、疲労を分散していく必要がある。スタメンを固定するのではなく、選手を入れ替えながら勝点を取っていくのが理想だ。だからこそ、森保一監督はターンオーバーの必要性を、大会前から何度も話してき
「本当はここにユウタ・ワタナベも連れてきたかった」 今秋、さいたまスーパーアリーナでNBAジャパンゲームズが開催され、ゴールデンステイト・ウォリアーズとワシントン・ウィザーズがプレシーズン試合を2試合戦ったとき、来日したウォリアーズの関係者がそう話していた。ウォリアーズは渡邊雄太にトレーニングキャンプ参加の契約をオファーしたのだが、渡邊は同じ契約条件でも、より熱心だと感じたブルックリン・ネッツを選び、ウォリアーズのオファーは断ったのだ。 パスとシュートを主体としたチームバスケットボールと、強固なディフェンスを武器とするウォリアーズは、プレースタイルとしては渡邊に合いそうなチームだ。昨季のチャンピオンという魅力もある。しかし、渡邊はきっぱり「ウォリアーズだけはなかったですね」と言う。 それは、ジャパンゲームズを盛り上げるためのメンバー入りだと見られたくなかったからだった。 「八村塁と渡邊雄太
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