インタビューに答える仙谷由人官房長官=11日午後、首相官邸、葛谷晋吾撮影 仙谷由人官房長官は11日、朝日新聞など報道各社のインタビューに応じた。内閣官房報償費(官房機密費)について、使途を公表するルールづくりなどを検討した鳩山内閣の方針を引き継ぐ考えを表明。「分かる範囲で鳩山内閣、その前の分も含めて検証し、(見直しを)考えたい」と述べた。 仙谷氏は「『水清ければ魚すまず』ということわざもある。お金の面ですべてをきれいにして成り立つのかという根源的な問題がある」と述べ、すべてを公開することは難しいという考えを示した。その上で、「一線を越さない範囲で有効な使い道があるのではないか。悩みながらこの問題に取り組みたい」と今年度いっぱいかけて検証作業を進める方針を示した。 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題については「米軍の再配置、兵力構成のあり方なども含めた戦略対話を同時並行で行い