「駿河屋」の屋号で知られるホビーリユースのエーツー(静岡県静岡市)が、ラジオコントロール(RC)カーの老舗メーカー「京商」を買収した。二次流通企業が一次流通をつかさどるメーカーを買収する例は珍しい。杉山綱重社長に買収の経緯と京商の再起について聞いた。 エーツー、ラジコンメーカーを買収 エーツーが京商を買収。今後の動きが注目される 「京商」再起はいかにして? 京商は1963年創業で、RCカーを主に製造・販売する老舗企業。「KYOSHO」ブランドは世界にも愛好者がおり、知名度が高い。国内のRCカー市場は「ミニ四駆」でお馴染みのタミヤがトップで、2位の京商との2強時代が長く続いたと見られる。 全盛期で年商150億円を上げていたとされる京商だが、リーマンショックやモータースポーツ界の冷え込みにより業績が低迷。2018年には、新生レンブラントパートナーズ1号投資事業有限責任組合の下で再建が図られるこ