ドイツ・ザルツギッター(Salzgitter)にある同国鉄鋼第2位のザルツギッターの溶錬炉で作業中の従業員(2012年3月21日撮影、資料写真)。(c)AFP/JULIAN STRATENSCHULTE 【5月12日 AFP】地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)の排出を抑制しつつ鉄鉱石から金属鉄を取り出す新しい方法を開発したという論文が8日、英科学誌ネイチャー(Nature)に発表された。 論文を発表した米マサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology、MIT)の研究チームによると、「溶融酸化物電気分解(Molten Oxide Electrolysis、MOE)」というこの新手法によって「製法の著しい単純化とエネルギー消費の大幅な減少の両方を実現できる」という。さらに、MOEは製鋼生産のCO2排出を緩和する有望な手段とみられてい