国内の原発50基のうち、唯一稼働している北海道電力泊原発3号機(北海道泊村)が5日深夜に発電を停止し、日本は42年ぶりに「原発ゼロ」の状態に入る。計画停電や電力使用制限令への懸念が増す中、企業や家庭では節電の動きも広がる。迫り来る「原発のない夏」に、日本はどう向き合うのか展望する。【高橋慶浩、宮島寛、大久保陽一、和田憲二】 【この人も発言】橋下市長:「原発ゼロ無策は国家危機 3月27日に東京都内の日仏会館ホールで開かれた講演会。日産自動車のカルロス・ゴーン社長は約130人の聴衆を前に「原発を再稼働させなければ経済は立ちゆかなくなる。その点を日本政府はよく考えるべきだ」と訴えかけた。 経済界で「原発ゼロ」に伴う電力不足への危機感が高まっている。世界的な建機メーカー、コマツの坂根正弘会長は4月、日本原子力産業協会の年次大会で「いつまでもこんなエネルギー問題を抱えている日本で製品を作ってい
普通の携帯電話からの切り替えが急速に進んでいるスマートフォン。さまざまな機能がついていて便利だが、電池のモチが非常に悪く、ひっきりなしに充電しないと電源が切れてしまう。 充電ができるカフェなども街中にできているが、ある会社の若手社員は、私物のスマホを会社で充電していたら、上司から叱られてしまったと不満顔だ。デスクで扇風機や加湿器を使ってる人もいるのに――広告代理店で3年目の営業マンです。最近、上司の営業課長からこんなことを言われて頭にきています。「おまえ、スマートフォンの充電を会社でやってるのか? そんなのは家でやってこいよ。会社のコンセントから無断で充電するのは、電気泥棒と同じだぞ」 確かにスマホは僕の私物ですが、親しいお客さんからは電話がかかってくることもあります。そのときに電池が切れていては、連絡が取れません。 うっかり充電を忘れて会社に来ると、早々に電源が落ちてしまいま
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