約10年に渡って3人の女性を監禁していた被告人の男に、なんと「禁錮1000年」の判決が言い渡された――。といっても、これは日本ではなくてアメリカの話だ。 報道によると、被害者の女性3人は2002年〜04年にかけて行方不明になっており、当時16~20歳だった。今年5月、監禁されていたオハイオ州クリーブランドの住宅から1人が脱出に成功し、事件が発覚した。逮捕されたのは、この住宅を所有する53歳の男。起訴容疑は、監禁や強姦、暴行など977件に及んだという。 現地の裁判所は今回、男に「終身刑に加え、禁固1000年」という判決を下した。日本で1000年前といえば平安時代、紫式部が『源氏物語』を書いていたとされるころだ。男が刑期を勤め上げることは、実際にはあり得ないだろう。 さて、このような判決は日本では聞いたことがないが、それはなぜなのだろうか。もしかして日本の刑罰は、国際的な基準に比べて「刑期が短