在コートジボワール大使・岡村善文・のブログです。 西アフリカの社会や文化を、外交官の生活の中から実況中継します。 ベナンのコトヌで、日本の無償資金協力により建設中のラギューン母子病院が、完成間近である。施工した「戸田建設」の本社(国際支店)から、建築工事部長の古賀孝三さんが、建物の出来映えを確認するために出張してきた。古賀さんは、コトヌで母子病院を視察した後、アビジャンに足を伸ばして、私のところに挨拶に来られた。 私が昨年12月に行った時には、まだ基礎工事の段階であった。今、母子病院は、コトヌの街の湖畔に、白亜の美しい姿を浮かべているという。完成すれば、母子病院のベナン政府側への引渡し式を行う。私は、この式典に日本の代表として臨むことになるので、いつ頃どのように行うかなどを、古賀さんと一緒に打ち合わせた。 それで、古賀さんから、いい話を聞いた。古賀さんは、数日前、コトヌで現場視察を終えてか