このコーナーでは、2014年から先端テクノロジーの研究を論文単位で記事にしているWebメディア「Seamless」(シームレス)を主宰する山下裕毅氏が執筆。通常は新規性の高い科学論文を解説しているが、ここでは番外編として“ちょっと昔”に発表された個性的な科学論文を取り上げる。 X: @shiropen2 米イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校やカナダのカールトン大学などに所属する研究者らが2017年に発表した論文「A Systematic Review of Personality Trait Change Through Intervention」は、 パーソナリティー(性格)特性は治療などの介入によってどの程度変化するのかを調べた研究報告である。