地図を校正するドン・イェーガー、ロバート・エリス、チャールズ・スターン(左から右)。1957年当時、地図製作の大半は手作業で行われていた。(Photograph by Bates Littlehales, National Geographic) 1915年に米ナショナル ジオグラフィック協会の地図部門が発足して、今年で100年になる。その地図は、世界最高峰エベレストや南極、海底から、月や火星、太陽まであらゆる物理的存在を網羅してきた。 同部門がこれまでに制作した地図は、ナショナル ジオグラフィック誌の特製付録地図438種類、誌面掲載用地図約3000種類、世界地図10種類、地球儀数十個におよぶ(こうしている間にも、その数は増え続けている)。 ここではそれら膨大な数の地図の中から、歴史的だったものをいくつか紹介しよう。 ソ連崩壊で地名が激変