今年もよしなにお願いいたします 連載第18回ではlocal::libの話題を取り上げましたが、今回はそのときにもちらと紹介した、モジュールをインストールするときに利用するいくつかのモジュールについて簡単にまとめてみます。 ExtUtils::MakeMakerが生まれるまで Perlがバージョン3でコンパイル時にユーザ独自のライブラリを組み込んで本体機能を拡張できるようになったとき(1990年)、おそらくもっとも喜んだのがデータベースを使っていたユーザでした。彼らはいそいそと自分の使っていたデータベースのライブラリをPerlに組み込み、それとわかる名前をつけて公開しました。当時の記録によれば、Oracleに対応したOraperlやPostgreSQLに対応したPgperlなど、データベース関連だけで8つないし9つの専用Perlがあったようです[1]。 でも、このアプローチには問題もあ
はじめに LaTeXは綺麗な組版で文章を出力してくれて大変便利ですが、コンパイルが地味に面倒ですよね。 単純な文章を書いているときは良いのですが、数式や図表を扱う場合はコンパイル・確認・修正を繰り返す必要があり面倒ですし、 \cite{}や\ref{}を使うと、複数回コンパイルする必要があって更に面倒です。 IDE系のツールを使っている場合は、ボタンやショートカットキーでよしなにビルドしてくれますし、 バッチファイルやMakefile(Rakefile)を作っておけばコンソールでコマンド1発叩くだけになります。 しかし、この動作すら面倒です。僕はもうEmacs上でC-c t bを叩いたり、コンソールでmakeを叩くステップを踏みたくありません。 執筆を楽にするためにコンピュータを使っているのであって、LaTeXをコンパイルをしたいからコンピュータを使うわけではありません。 コンピュータは賢
Make は、様々なタイプのファイルのビルド作業を自動的に行ってくれるシンプルかつ強力なツールです。しかしながら、makefileを書く際に問題にぶち当たるプログラマもいれば、Makeの基本知識がないことで、既存のものを再発明してしまうプログラマもいます。 Makeの働き デフォルトでは、Makeは一番目のターゲットから開始します。このターゲットのことをデフォルトゴールと呼びます。 Makeはカレントディレクトリのmakefileを読み込み、一番初めのルールで処理を開始します。しかし、Makeが完全にこのルールを処理する前に、ルールが依存するファイルのためのルールを処理しなければなりません。各ファイルそれぞれは、自身のルールに従って処理されます。 実はこれは、各ターゲットの再帰的アルゴリズムになっています。 ターゲットをビルドするルールを見つける。ルールがないようであれば、Makeはうまく
はじめまして、「3Dモデラボ」運営事務局のうでみと申します。 ゴールド、プラチナ、シルバーにダイヤモンド……。キラキラ輝く美しいジュエリーは、見る人を一瞬にして陶酔させてしまう恐ろしいシロモノです。「自分好みのジュエリーをデザインできたらなんと楽しいことだろう」と考えたことがある方も少なくないはず。今回、私はそんなかねてからの夢を叶えてきました! 乙女の夢を叶えてくれるのは「make.digitaljewelry」という自分で作った“3Dデータ”から本格的なジュエリーを製作してくれるサービスです。「3Dデータなんて作ったことない」という方でも、ラフ画さえ書ければ大丈夫。ジュエリーデザイナーであり、同サービスの運営者でもある佐藤善久さんが3DCADの使い方からレクチャーしてくれます。 完成イメージ、これはなんと佐藤さんのお子様(小6)がデザインしたそうです 問題はどんなデザインのジュエリーを
TOPICS Make/Electronics/DIY 発行年月日 2007年09月 PRINT LENGTH 184 ISBN 978-4-87311-338-8 原書 Make: Technology on Your Time FORMAT 実際に作って試せる、ユニークなテクノロジーの本が『Make』です。Vol.3では2本の特集を掲載します。特集1は「FRINGE ― テクノロジーとサイエンスの辺境」。非主流派の技術に可能性を見出す米国特許局職員のインタビューや、SF雑誌の名物編集長との交流からPSI現象を研究する羽目になった少年時代を振り返るエッセイ、デジタルカメラでキルリアン写真を撮影する方法など、さまざまな角度から「辺境の持つ意味」を探ります。特集2「HOME ELECTRONICS ― 電子で遊ぶ・作る」では、555タイマICを使ったシンプルな工作や、新しいマイクロコントロー
TOPICS Make/Electronics/DIY 発行年月日 2009年03月 PRINT LENGTH 192 ISBN 978-4-87311-401-9 原書 Make: Technology on Your Time FORMAT モノを作る楽しさと創造性を刺激する「Make」。年4回刊のスタートです。Vol.6の特集は「DIY MUSIC」。レーザーハープ/レーザーテルミン、ドラムボットの作り方などの翻訳記事と、電子楽器ウダーの開発者インタビューなどの日本語版オリジナル記事で構成します。さらに、日本でも人気の高まりつつあるArduino(アルドゥイーノ)については、「みつばちトート」スタッフによるトートバッグのカスタマイズや、Linux搭載のネットブックで使う方法、Arduinoで制御する飛行船をメディアとして利用する方法など、ユニークな使い方を紹介する日本オリジナル特集を
TOPICS Make/Electronics/DIY 発行年月日 2012年03月 PRINT LENGTH 320 ISBN 978-4-87311-536-8 原書 Making Things Move FORMAT 動く機械を自分の手で作りあげることには、大きな満足がともないます。本書は、デザインやアートを学ぶ学生向けの講座がもとになった、動くモノを作りたいと考えている方のためのメカニズム入門書です。機械に関する知識がほとんどない読者を対象に、ネジや歯車など基本的な機械要素とその背景にある物理法則、材料の特性、部品の結合方法、トルク、エネルギーなどについてわかりやすく説明し、その後、モータの制御や各種の要素を組み合わせたメカニズムについて解説します。解説を読み、実際に手を動かしてネズミ捕り動力自動車やDIYモータなどの作例(プロジェクト)を作ることで、メカニズムの基本を身に付けられ
も~えも~えキュン!なんだそれ!くしいです。 日本のハードウェアスタートアップを牽引する存在である、皆さんご存知!株式会社Cerevoさん。「コネクテッド・ハードウェアで生活を便利に・豊かにする」を理念に掲げておられ、満を持してお引っ越しされたとのことでお邪魔してきた。 場所はDMM.comが日本のモノづくりスタートアップの新たな拠点として新設したDMM.make AKIBAという場所に入居されたとのことで、併せて色々とお話聞かせていただいちゃった。97記事目となる行ってきたシリーズ史上、最も専門用語の多い記事になる予感。11月11日からオープンした DMM.make AKIBA 、心してどうぞ。 前回のはこちら。 ▼株式会社Cerevo に行ってきた! DMM.make AKIBA の入り口。電子錠ドアのむこうにドアがある。 ==== しかしこれはただのドアでどこにも繋がっていない。どこ
本書は、MITビット・アンド・アトムズセンター所長の著者による「ものづくりのデジタル化」と「パーソナルファブリケーション」を解説する書籍です。インド、ボストン、ノルウェー、ガーナなどにおいて、ものづくりとは縁のなかった人々が、自分だけが必要としているものをどんな方法で作ったのか、先進的な事例を紹介。デジタルデータを物体に変換するための2つの手法(減産的技法、加算的技法)や、プログラミング、計測技術、通信技術など、新しいものづくりに必要な技術の解説と合わせて、パーソナルコンピュータの登場に匹敵するこのムーブメントの可能性を明らかにします。2006年、ソフトバンククリエイティブより刊行された『ものづくり革命 ── パーソナル・ファブリケーションの夜明け』を、田中浩也氏(ファブラボジャパン発起人)の監修のもと、書名および翻訳文の一部変更を行い、再刊しました。 ものづくりとは How to Mak
TOPICS Make/Electronics/DIY 発行年月日 2008年11月 PRINT LENGTH 456 ISBN 978-4-87311-384-5 原書 Making Things Talk FORMAT PDF 本書『Making Things Talk』は、マイクロコントローラ、パソコン、ウェブサーバなどを使って、ネットワークにつながるオブジェクトを作るための本です。プログラミングやマイクロコントローラ(またはそのいずれか一方)について基礎的な知識を持っている読者を対象に、現実世界の活動をコンピュータが感知、解釈し、反応するような作品を作るための実践的な情報を提供します。 オープンソースハードウェア、Arduinoを取り上げているのも大きな特徴です。ネットワーク接続の手法として、シリアル通信、インターネット接続(PCを介した方法、ダイレクトな接続)、無線ネットワーク(
「秋葉原をハードウェア・スタートアップの聖地に」――DMM.comは10月31日、ハードウェア開発に必要な機材を備えた施設「DMM.make AKIBA」を東京・秋葉原に11月11日に開設すると発表した。世界に通用するスタートアップを産みたいと意気込む。 秋葉原駅からほど近い富士ソフト秋葉原ビル内の3フロア分、計2000平方メートルを占める同施設。ハードウェアや電子回路の設計部分はもちろん、環境試験機や計測機器など、1台数百万円以上する業務用機械も含めた約150点を自由に利用できる。 総支配人を務めるDMM.comの吉田賢造さんは「ハードウェア開発者がほしいもの、必要なものを一式すべてそろえた。機材は町工場や大手メーカーが実際に使っている本物ばかり」と総額5億円に上るという機材群に自信を見せる。 中核となる開発拠点「Studio」はハードウェア設計や電子回路生成、3Dデータ作成、塗装やデザ
本書は改訂版がリリースされています Arduino(アルドゥイーノ)は、フィジカルコンピューティングのためのオープンソースのプラットフォーム。安価なハードウェアと使いやすい開発環境を組み合わせて使うことで、電子工作の経験がない人でも容易にインタラクティブなオブジェクトを作る(プロトタイピングする)ことが可能になります。本書では、開発者自らが、Arduinoの背景、ハードウェア、ソフトウェアの基礎を解説し、誰にでもできる簡単なチュートリアルを行います。日本語版ではArduino公式リファレンスを付録として加えました。また、第2版では開発環境のArduino 1.0とハードウェアのArduino Unoへの対応が行われています。 はじめに 1. イントロダクション 対象となる読者 フィジカルコンピューティング 2. Arduinoの流儀 Prototyping(プロトタイピング) Tinker
TOPICS Make/Electronics/DIY 発行年月日 2010年11月 PRINT LENGTH 344 ISBN 978-4-87311-477-4 原書 Make: Electronics FORMAT PDF 本書は「発見による学習」というプロセスを通じて基本を学ぶ、新しい世代のためのエレクトロニクス入門書です。最初に実験または製作を行い、その後、理論を解説するという構成で、退屈になりがちな学習をより深く心に残る「体験」にします。本書で行う実験は「電気を舌で味わう」「電子部品の分解」「LEDを焼き切る」など。作例としては、侵入アラーム、反射速度計測タイマー、ロボットカートなど、エレクトロニクスの重要な要素を理解するのに最適で、実際に使えるものを取り上げました。また本書では、ホビーとしてのエレクトロニクス(電子工作)を楽しむための実践的なアドバイス、さまざまな法則や電子部
TOPICS Programming , Make/Electronics/DIY 発行年月日 2010年05月 PRINT LENGTH 464 ISBN 978-4-87311-453-8 FORMAT PDF 本書は、オープンソースのツールキット「Arduino」を使った新しいものづくりの実践を目的とした書籍です。その中心は「距離を測る」「動きを検出する」「光(RGB LED)をコントロールする」「DCモータをコントロールする」「サウンドを再生する」「無線で接続する」などの目的ごとに、すぐに使える38本のレシピ(配線図+サンプルコード)がまとめられたクックブック。他にも「作りながら考える」という考え方の紹介や、電子回路とArduinoの基礎も解説、読者が思い浮かべたアイデアを形にすることを助けます。解説内容はArduino、Processing、ActionScript 3に対応。ホ
技術力の低い皆さん、不器用な皆さん、集中力のない皆さん、飽きっぽい皆さん、こんにちは! ロボットなんて作れない人たちを対象としたロボット相撲大会「ヘボコン」が帰ってまいりました。 今度は東京ビッグサイトで開催です! 11/10 Make:チームとデイリーポータルZチームの模擬戦のようすを公開しました インターネットユーザー。電子工作でオリジナルの処刑器具を作ったり、辺境の国の変わった音楽を集めたりしています。「技術力の低い人限定ロボコン(通称:ヘボコン)」主催者。1980年岐阜県生まれ。 本『雑に作る ―電子工作で好きなものを作る近道集』(共著)がオライリーから出ました! 前の記事:素朴な疑問グランプリ 結果発表 > 個人サイト nomoonwalk
TOPICS Make/Electronics/DIY 発行年月日 2007年03月 PRINT LENGTH 184 ISBN 978-4-87311-318-0 原書 Make: Technology on Your Time FORMAT 実際に作って試せる、ユニークなテクノロジーの本が『Make』です。Vol.2の特集は「バックヤード・バイオロジー」。カタツムリを冷凍保存して再び蘇生させる方法や、自分のDNAを抽出、精製、鑑定する方法など、「生命の神秘」をハックする方法を紹介します。巻頭インタビューはセグウェイの発明で知られるディーン・ケーメン。問題に対する本当の解決手段を考えるための発想法や、解決できない問題に直面した時の苦しみなど、異端のエンジニアの内面に迫ります。プロジェクト(製作記事)では「ストロボ写真を撮影するためのフラッシュコントローラ」、「ホームセンターで手に入る材料
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