10月29~30日、いよいよ「太陽の塔」内部の一般公開が行われた。太陽の塔といえば、1970年の大阪万博(日本万国博覧会)でシンボルになったあの建物だ。 一般公開に先駆け、先日、太陽の塔内部の内覧会がメディア向けに行われた。その様子をテレビやネットのニュースで目にした人も多いだろう。一般向けに開かれた“内部再生前の最後の内覧会”では、定員500人の募集に対し、3万9853通(約8万人分)もの応募があったという。想定の160倍だ。 筆者も現地に足を運んだ――すると、思いがけない情報を耳に入れた。「この生物模型の一部は動いていたんです」(大阪府日本万国博覧会記念公園事務所 塩野剛史さん)。