ネット生保の新規の契約高は伸び悩む 【篠健一郎】保険料の安さと手続きの手軽さを売りにしてきたインターネット専業の生命保険会社2社が、「脱ネット」に動き始めた。新規契約が頭打ちになってきたからだ。銀行や保険代理店と提携して窓口に来る人に直接売り込み、顧客層を広げるねらいだ。 アクサダイレクト生命保険は年内に複数の地方銀行と提携し、各行の窓口で保険を売り出す。2008年に日本初のネット生保として営業を始めたが、11年3月期以降、個人向け保険の新規の契約高は3年連続で前年割れになっている。「ネットだけで商品を説明するのは限界がある」(斎藤英明社長)と、ネット以外の販路拡大に踏み切る。 続きを読む関連記事目標4%、実際は…ハードル高い職場の雰囲気8/28がん保険、メリットは? プラン様々、落とし穴も7/16「ネット生保は正念場」 アクサダイレクト生命社長5/17新社長に岩瀬大輔氏 ライフネット