日本各地には地域密着型のローカルプロレス団体が数多く存在する。 多くの団体は地名を冠しており、沖縄の「琉球ドラゴンプロレスリング」、鳥取の「鳥取だらずプロレス」などがその例だ。 狭い範囲であれば、市の名前を冠した静岡の「沼津プロレス」や、名古屋市の今池商店街による「今池プロレス」などが挙げられる。 逆にローカルといえども、広い範囲で活動する団体もある。東北全域を対象としつつ年数回の東京大会を開催している元祖・ローカルプロレス団体「みちのくプロレス」や、九州全域で興行を開催している日本初のNPO法人プロレス団体「九州プロレス」などだ。 そんな中に、一風変わったローカルプロレス団体がある。名前は「海鮮プロレス」。密着しているのは地域ではなく特定の産業、漁業だ。 海鮮プロレスは「海に囲まれた日本の鮮度の高い魚食文化の普及」を目的に、2015年7月に大阪・堺中央卸売市場で旗揚げ戦が開催された。 総