アテネ、北京五輪柔道男子の金メダリストという栄光をつかみながら、警視庁に6日逮捕された元九州看護福祉大客員教授、内柴正人容疑者(33)。 数々の栄誉賞などを受け、指導者として将来を期待されていた地元の“英雄”が準強姦(ごうかん)容疑で逮捕されたことに、九州の関係者の間に衝撃が走った。 女子柔道部員に対する重大なセクハラ行為があったとして、内柴容疑者を懲戒解雇した九州看護福祉大(熊本県玉名市)。同大事務局の担当者は「学長や事務局長代理らが急きょ集まって、情報を収集中だ」と慌てていた。 学生もショックを受けていた。同大2年の女子学生(19)は「とても残念です。学校、柔道部が今後どうなるか心配です。特に柔道部は強くなってきたところだったのに」と落ち込んだ様子。同大社会福祉学科2年の男子学生(20)は「五輪連覇の偉業をもっと重く受け止め、自分の存在には社会性があることを自覚してほしかった」と残念そ