苦肉の策、予想超え評判=養老鉄道の「薬膳列車」 苦肉の策、予想超え評判=養老鉄道の「薬膳列車」 岐阜県内を走る養老鉄道の「薬膳(やくぜん)列車」が好評だ。年々乗客が減少し赤字経営が続く中、「乗客ではなく空気を運んでいるような状況」を脱出しようと企画。3月から運行したところ、予想を上回る人気ぶりで、現在は7月前半までの予約がほぼ埋まったという。 薬膳列車は3両編成の1両を利用。乗客に薬膳料理を味わってもらいながら、濃尾平野や養老山脈など雄大な自然の風景を楽しめる大垣−桑名間を約1時間半で走る。 料理は生薬をブレンドした食前酒に始まり、地元で採れた季節の野菜の天ぷらや煮物、黒ニンニクチョコレートとタンポポ茶のデザートまで計15品。食事の合間には、薬膳の効用や観光スポットの案内があり、薬膳グッズも販売される。 毎週木曜と土曜の昼時に1本ずつ運行し、定員は15〜40人。毎月1日に翌々月分の予