家電の無料回収所を開設し、使用済み家電製品を無許可で回収したとして、岐阜県警生活環境課などは11日、廃棄物処理法違反容疑で、無料回収所「ファイブエス」経営者の小林泰誌容疑者(27)=岐阜市寺田=ら2人を逮捕した。同課によると、無料回収所の摘発は全国初。小林容疑者は「違法とは知らなかった」と容疑を否認している。 逮捕容疑は昨年11月中旬〜今年1月上旬、岐阜市西中島の無料回収所で、市長の許可を受けずに、家庭で使用されたテレビや洗濯機などを回収した疑い。 同課によると、小林容疑者らは回収した家電を重機で壊し、岐阜県内の金属業者や岡山、愛知両県の輸出業者に破砕くずを売却。業者は中国などに輸出していたという。