安倍氏後継、決め切れず 山口4区補選、自民苦慮 2022年11月07日07時22分 【図解】衆院小選挙区の和歌山・山口の区割り 自民党が安倍晋三元首相の死去に伴う衆院山口4区補欠選挙への対応を決め切れないでいる。安倍家を中心に「後継候補」を探ったが適任者が見当たらない。隣接する3区の林芳正外相も4区には深い縁があるが補選は静観の構え。次期衆院選から山口の定数が「10増10減」で4から3に減ることも調整が進まない一因となっている。 「安倍派」後継選びが迷走する訳【点描・永田町】 補選は公職選挙法の規定に基づけば10月に行われるはずだったが、昨年の衆院選をめぐる「1票の格差」訴訟が続いているため、これも同法の規定で先送りされた。実施は早くて来年4月だ。 山口の定数は現在4。1~3区にはそれぞれ自民党現職がいる。補選の対象である4区は下関市を含む県最西部で、東側の3区は林氏、2区は安倍氏の弟、岸