経営破綻して再建中の日本航空が今月から一部のパイロットに対し、“白紙”の月間乗務スケジュールを示し、事実上の強制退職を迫っている。対象者や労組は猛烈に反発。他の職員たちもさぞ心を痛めているかと思ったら、必ずしもそうではないようだ。どういうことなのか。(夕刊フジ) 今年度中に約1万6000人の削減を予定する日航。希望退職者を募集しても予定数を大幅に下回り、目標のクリアはかなり難しくなっている。 そんな状況もあり、日航では、今月から約2500人のパイロット(機長と副操縦士)のうち50代後半の機長や50歳以上の副操縦士、病気欠勤が多い計約370人に“白紙”の月間乗務スケジュールを渡して事実上の退職を迫っているという。 対象者や労組は猛烈に反発。再就職先がたやすく見つかる時代ではないだけに当然の反応だろう。他の職員たちもさぞ怒り心頭かと思ったら必ずしもそうではない。 客室乗務員の1人がこう話す。