南米チリで大統領選挙の投票が行われ、当選に必要な過半数の票を獲得した候補者がいなかったため、いずれも女性で、前の大統領の野党候補と今の大統領の後継者である候補の上位2人による決選投票が行われることになりました。 任期満了に伴うチリの大統領選挙は、9人が立候補して17日投開票が行われました。 選挙管理委員会によりますと開票はほぼ終わり、得票率は、野党で、前の大統領のミシェル・バチェレ氏(62)が46.7%、現職の後継者で前の労働社会保障相のエベリン・マテイ氏(60)が25.0%となっています。 バチェレ氏は当選に必要な過半数の票を得られず、来月15日にバチェレ氏とマテイ氏の上位2人による決選投票が行われることになりました。 選挙では貧富の格差の解消が争点となり、中道左派のバチェレ氏は企業への増税を行ったうえで、高等教育の無償化や公的年金の創設など、所得の低い人たちの生活の向上を訴える一方、中