仏グランド・シントで、キャンプ内のテントの間を歩く移民や難民の子どもたち(2015年12月29日撮影、本文とは関係ありません)。(c)AFP/PHILIPPE HUGUEN 【6月20日 AFP】フランス北部沿岸のスラム街に滞在を余儀なくされている移民の子どもたちが、性的な虐待・搾取など「恒久的な危険」にさらされていると警告する報告書を国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)が先週発表し、未成年者の保護エリアを設置する必要性を訴えた。 16日に発表されたUNICEFの報告書は、両親のいない移民の子どもたち約500人が滞留している仏カレー(Calais)からノルマンディー(Normandy)にかけての7か所で、今年1~4月に実施した調査に基づいてまとめられた。 報告書によれば「子どもたちはレイプを恐れて、日没後の外出を怖がっており」、「生活状況…路上で受ける暴力、越境する際のリスク、スラム街で