2012年03月26日07:51 カテゴリ 偏向ジャーナリズム 半世紀近く前、就任して間もない現職総理大臣が、私の通う小学校を視察に訪れたことがあった。 「国政に役立てるため、国内各所に自ら赴く」という触れ込みで始まった「内遊」の、第一番目の訪問先として私の母校が選ばれたのである。 現職総理大臣を迎え入れるとあって、教室の大掃除とか、子供にとっても事前の準備が大変だったのだが、私が今でも明瞭に覚えているのは、視察当日の給食の献立がいつもよりもはるかに豪華だった(総理自ら子ども達と机を並べて「ご試食」遊ばされた)ことと、小学生相手に訓示を垂れるために体育館兼講堂の舞台に上がった途端、「報道関係者は出ていけ!」と、総理大臣が凄い剣幕で怒鳴り始めたことだった。怒鳴り立てる国政の最高責任者を見ながら、「大人げない人だね」と、子供心に呆れたものだった。 その日、我が一家が、夕食時に放映されるTVのニ