トップ > 社会 > 紙面から一覧 > 記事 【社会】 万引、マイバッグの“死角” 精算済みか…見分け困難 2009年10月23日 朝刊 二酸化炭素(CO2)の削減策として全国のスーパーでレジ袋の有料化が広まる中、かわりに使われるようになったマイバッグを悪用した万引が増えている。精算済みの商品か、万引した物か、見分けが難しいマイバッグの“死角”につけ込んだ犯行で、どの店も対応に苦慮している。 三重県内で二十数店舗を展開する「ぎゅーとら」(伊勢市)は2007年9月、人口10万人以上の自治体としては全国で初めてレジ袋有料化を始めた伊勢市の店舗から順次、袋の無料配布をやめた。しかし、有料化前と比べると、「2割ほど万引件数が増えた」という。 安い商品は店のかごに入れてきちんと精算し、高額な一部の商品をマイバッグに忍ばせて盗む手口が目立つ。レジを通った後、再び売り場に戻り、精算済みの商品