“両眼の視力の和が0.01以下”が基準の視覚障害1級を持つ人は、全国に10万人以上いるとされる。目が全く見えないか、見えてもごくわずかであるこの人たちもまた、インターネットを介して情報を得ている。 2012年に発表された総務省の調査結果によれば、視覚障害者のインターネット利用率は91.7%だ。自分の生活にどれほどネットが浸透しているか考えてみれば、当たり前とも思える。しかし、どうやって? 視覚障害のある人たちは、その多くが合成音声による画面読み上げソフトを使っている。読み上げソフトは、ウェブサイト上で利用者がカーソルを合わせたところのテキストを読み上げる。リンクがあれば「リンク」と読む。 ソフトにもよるが、例えばBuzzFeedのトップページで左上からカーソルを合わせて読み上げていくとすれば、「バズフィード リンク ニュース リンク 記事タイトルA リンク 記事タイトルB リンク……」とな
Nintendo Switch 2: Everything we know about the coming release
» 【検証】目隠しして通勤したらこうなった / 目の不自由な人のためにだけでも「歩きスマホ」はやめるべきだと思った話 特集 【検証】目隠しして通勤したらこうなった / 目の不自由な人のためにだけでも「歩きスマホ」はやめるべきだと思った話(後半) ・交差点の恐怖 視界が無い状態で初めて辿りついた交差点。感想を一言で表すならば「恐怖でしかない」となる。エンジン音もブレーキ音も頬をかすめる車の風も、その全てが怖い。しかも、音が鳴らない信号だった時点でゲームオーバー。 実は「音響用ボタン」があったらしいが、それがあることにすら気付かないのだから役立たない。信号はYoshioの「青になった!」という合図で何とか渡りきった。 次なる山場は「階段」である。なんとか手すりを発見し、いざ階段を降りはじめると……あら意外。めちゃめちゃ安心感がある! 手すりさえ掴んでいれば道は外さないし、足も階段だとわかってい
» 【検証】目隠しして通勤したらこうなった / 目の不自由な人のためにだけでも「歩きスマホ」はやめるべきだと思った話 特集 いきなりだが、謝罪したい。つい先日、お恥ずかしながら歩きスマホをしていた際、目の不自由な方とぶつかりそうになってしまった(ぶつかってはない)。明らかに落ち度はこちらにあり、背筋がヒヤッとしたことを覚えている。本当にごめんなさい。 今や社会問題になりつつある「歩きスマホ」だが、具体的な改善策は見つかっていない。現時点では1人1人が「歩きスマホはやめよう」と意識するしかないのだ。とはいえ、悪いとは思いつつも、歩きスマホをしてしまう気持ちはよくわかる……。一体どうすれば、本気で「歩きスマホをやめよう」と思えるのだろうか? ・通勤路なら行けそう 今回、検証したのは「目隠しして通勤する」というもの。もちろん冒頭でお伝えした、目の不自由な人とぶつかりそうになったことがきっかけだ。
目の見えない子どもたちの撮った写真展を見に行った。無邪気に笑う校長先生、おどける兄弟、大きな口を開けて笑うおばあちゃん。みんな幸せそうだ。どうすればこんな写真が撮れるのだろう。 子どもの説明が写真の下に書いてあった。「校長先生が話しかけている声を頼りにとりました。校長先生はいつもダジャレを言っていて、おもしろいです。ボクはこの写真をとるとき、みんな楽しそうに給食を食べているんだろうなぁと思いました」 目の見えない子がレンズを向けたとき、校長先生の心にやさしい春風が吹いたようだ。写真は撮る人だけのものではない。撮られる人の心や、写真を見る人の想像力も加わってできる瞬間芸術なのだ。 芸術やコミュニケーションってそういうものかもしれない。ポエトリー・リーディング(詩朗読)についてミュージシャンの佐野元春さんに聞いたことがある。「ボクにとって詩は自分の中で完結するのではなく、身体を伴ってリーディン
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