試供品などを提供するインターネットの「サンプル百貨店」に登録した会員約46万人分の個人情報が流出したことが2日、わかった。運営会社の「ルーク19」(東京都新宿区)が公表した。 同社によると、9月下旬に会員から、「不動産販売会社から勧誘の電話を受けた」との連絡があり、流出が発覚。調べた結果、20代の男性派遣社員が会員情報を持ち出し、名簿業者に約33万円で売り渡していたという。 流出したのは2005年〜今年8月6日に登録した会員情報で、46万3360人分。氏名や電話番号、職業、家族構成、興味分野などの情報が含まれていた。クレジットカード番号などは流出していないという。 情報は転売され、名簿業者計11社に渡っていたが、同社が全業者から回収や破棄の同意をとったという。