病気と闘う患者さんにとって、有効かつ安全となるよう新薬を創るプロセス。 その中でも、最も大切な過程のひとつが「リード化合物の最適化」です。 数十万に及ぶ化合物ライブラリーから新薬の候補化合物を選び、合成と測定実験を繰り返しながら最適化させていく——。 複雑な過程を必要とするため、長い年月と膨大なコストがかかっています。ここにAIを活用し、コストダウンとスピードアップを測ることでイノベーションを起こす。それが今年1月にDeNAが発表した「AI創薬」というプロジェクトです。 国内外でも珍しい、AI×製薬プロジェクト。ヘルスケア事業部の伊藤康太郎(いとう こうたろう)は、この最前線で、プロダクトマネージャーを務めています。 意外なことに、以前はMobageのプラットフォームを開発していたエンジニアでした。さらに一度、DeNAを退社したのちに戻ってきた出戻り社員です。なぜDeNAに戻ってきたのか?