邦人医師ら、デモの負傷者治療=抗議続くガザで国際支援 銃創を負った患者の手術をする国際緊急医療援助団体「国境なき医師団(MSF)」派遣の外科医、渥美智晶さん=5月31日、パレスチナ自治区ガザ市のシファ病院 【ガザ市時事】反イスラエル抗議デモの死傷者が絶えないパレスチナ自治区ガザでは、日本人も医療支援に携わっている。国際緊急医療援助団体「国境なき医師団(MSF)」から派遣された長崎県の外科医、渥美智晶さん(42)、大阪府の看護師、佐藤真史さん(49)が現状を語った。在イスラエル米大使館がエルサレムに移転した5月14日、イスラエル軍の発砲などで約60人が死亡し、病院は大混乱、今も手術を待つ負傷者は多い。 渥美さんは、ガザ市最大のシファ病院で5月21日~6月1日、支援を行った。1日5~8件の手術を担当。多くは10~20代の男性で、下半身に銃撃を受け重傷を負った患者が大半だった。 イエメンやシリア