AppleはMac向け新OS「macOS Catalina(カタリナ)」の正式版を10月7日(米国時間)にリリースした。6月の開発者会議WWDC 2019で発表した後、βテストを行い、開発者向けにリリースしていたβ11を正式版として採用した模様だ。 基本的な機能はWWDCでの発表時と変化していないが、あらためて正式版のインプレッションをお伝えしたい。 ここ数年、AppleはmacOSに新しい機能をドラスチックに加えていくのではなく、システムアーキテクチャを改善し、また搭載する機能の実装を細かく最適な状態にすることに専念してきた。操作性や機能を改善しながらも、動作が軽快になってきていた理由は、システム全体の再構築を行ってきたからだ。 2019年もこの路線に大きな違いはなく、基本的な部分での違いはない。しかし、これまでの「macOS Mojave(モハベ)」から大きく変化したことがある。それは