JR掛川駅の木造駅舎保存活動で、同駅舎に隣接する黄色のコンクリート建物の修景を、掛川市がJR東海に要望することが14日、分かった。松井三郎市長が定例記者会見で明らかにした。 木造駅舎保存で行った市民募金は1月に目標額の5千万円を達成した。募金を当初予定の3月末まで続ける理由についての質問に答えた市長は「全体が木造になるよう、引き続き市民に協力をお願いしたい」と述べた。JR側にはまだ伝えていないが、「寄付の状況をみて、市の希望として伝える」とした。 駅舎の耐震化と外観保存は2012、13年度に実施予定だが、駅舎に隣接するこの建物は事業対象外。建物は鉄骨2階建て。JR東海の所有で、同社系の旅行会社が営業している。 JR掛川駅の耐震化・木造駅舎保存の事業費は4億1千万円と見込まれている。外観保存のため市が負担するのは1億1千万円で、このうち5千万円を市民の支援でまかなおうと10年2月に募金