NTTドコモが今年度中にも、スマートフォン購入時の支払い方法を見直すことが24日、分かった。購入者が頭金の金額を自由に決めて残りを分割で支払ったり、販売店の裁量で販売価格を値引きし、残りを分割払いにするなど、柔軟な支払いを可能にする。ドコモは現在、分割払いの総額を機種ごとに実質的に固定しており、頭金の設定や値引きができないようになっている。こうした商慣行について公正取引委員会が「販売価格の拘束」に当たり、独占禁止法に違反する恐れがあると指摘していた。 スマホ購入には一括払いと分割払いがあるが、ほとんどの契約者は分割を利用している。この際、ドコモなどの大手携帯電話会社は機種ごとに分割払いの総額を固定し、毎月の支払額を自動的に決めているケースが多いとされる。 公取委は8月に公表したスマホ販売手法に関する指針の中で、「携帯電話会社が実質的に販売価格を拘束し販売店の自由な価格設定を妨げている」