最近ちょっとしたブームなのか、「幸福論」という言葉が目につきます。やりがいとか、人のつながりとか、様々な定性的な要因が幸福の度合いを決める要素として並んでいます。確かにそうした要因にも納得感はあります。一方で、「その議論、何か足りないぞ!」と感じる方もいるかもしれません。それは何でしょうか。そう、金銭面での議論です。 外資系金融マンの間でよく話題になる幸福論があります。それは年収の水準に関する話ですが、意外にも年収が多ければ一概に幸せということではないようです。今回は幸せを考えるにあたって、じっくりと年収のことを考えてみましょう。 様々な職業の中で「高給取り」といえば、医者、弁護士、コンサルタントなどが挙げられるでしょう。では、サラリーマンの場合はどうでしょうか。おそらく外資系金融機関に勤務するサラリーマン(以下、外資系金融マン)が該当するのではないでしょうか。 一般的に医者や弁護士は